文永七年八月十五夜内裏の五首の歌合に、海月

從二位行家



月澄めば
蜑の藻しほの
煙だに
立ちも登らず
うら風ぞ吹く
つきすめば
あまのもしほの
けぶりだに
たちものぼらず
うらかぜぞふく