和歌所にて釋阿に九十の賀給はせける時の屏風に

後鳥羽院宮内卿



のどかなる
梢ばかりと
思ひしに
散るも盛りと
見ゆる花哉
のどかなる
こずゑばかりと
おもひしに
ちるもさかりと
みゆるはなかな