寛元元年大甞會の主基方の女工所に侍りけるに雪の降る日、九重の大内山の如何ならむ限も知らず積る白雪と、常磐井入道前太政大臣の許より言ひ遣して侍りける返事に

後深草院少將内侍



九重の
うちのゝ雪に
跡つけて
遙かに千世の
道を見るかな
ここのへの
うちののゆきに
あとつけて
はるかにちよの
みちをみるかな