九條前内大臣の家の三十首のうたの中に、江上暮春を

前中納言定家



堀江漕ぐ
霞の小舟
行きなやみ
同じ春をも
したふころかな
ほりえこぐ
かすみのをぶね
ゆきなやみ
おなじはるをも
したふころかな