前大納言爲氏人々に詠ませ侍りし住吉の社の十首の歌に

式乾門院御匣



きり〴〵す
鳴く音も悲し
人知れず
秋の思の
ふかき寢覺に
きりぎりす
なくねもかなし
ひとしれず
あきのおもひの
ふかきねざめに