弘安元年龜山殿にて十首の歌講ぜられけるに、初冬雨時

山階入道前左大臣



袖濡れし
秋のなごりも
慕はれて
時雨を冬と
定めかねつゝ
そでぬれし
あきのなごりも
したはれて
しぐれをふゆと
さだめかねつつ