権中納言定頼物へまかりける道に、門の前をとをるとて荻の葉を結て過けれは、いひつかはしける

大弐三位



なをさりに
ほすゑを結ふ
荻のはの
音もせてなと
人の過らん
なをさりに
ほすゑをむすふ
をぎのはの
おともせてなと
ひとのすぐらん