後小松院にて、題をさくりて五十首歌つかうまつりけるに、月前露といふことを

勝定院贈太政大臣



風わたる
ふる枝の萩も
花散て
月にそ残る
宮城野の露
かぜわたる
ふるえだのはぎも
はなちて
つきにそのこる
みやぎののつゆ