建武二年内裏にて人々題を探りて千首の歌詠みける時、夏動物と云へる題を給はりて仕うまつりける

法印淨辨



時鳥
鳴きて過ぎ行く
山の端に
今ひとこゑと
月ぞのこれる
ほととぎす
なきてすぎゆく
やまのはに
いまひとこゑと
つきぞのこれる