百寺の金口うたせ給はむとて夜深き道に出でさせ給ふとて詠ませ給うける

花山院御製



夜を籠めて
草葉の露を
分行けば物
思ふ袖と
人や見るらむ
よをこめて
くさばのつゆを
わゆけばも
のおもふそでと
ひとやみるらむ