承保二年九月、殿上の歌合に、朝霧

權中納言通俊



山里は
霧立ち籠めて
人も無し
朝立つ鹿の
こゑばかりして
やまざとは
きりたちこめて
ひともなし
あさたつしかの
こゑばかりして