寳治の百首の歌召しけるついでに、冬月

後嵯峨院御製



白妙の
光ぞまさる
ふゆの夜の
月のかつらに
雪つもるらし
しろたへの
ひかりぞまさる
ふゆのよの
つきのかつらに
ゆきつもるらし