和歌所の六首の歌合に、旅月聞鹿

宜秋門院丹後



松が根の
まくらに鹿の
聲はして
木の間の月を
袖に見る哉
まつがねの
まくらにしかの
こゑはして
このまのつきを
そでにみるかな