母の思ひに侍りける比おなじ歎きする人の許へ申し遣しける

後宇多院宰相典侍



しられじな
同じうき世の
別路に
よその哀れも
袖濡すとは
しられじな
おなじうきよの
わかれぢに
よそのあはれも
そでぬらすとは