宇治拾遺物語
- 巻第十 浄蔵が八坂の坊に強盗入る事
巻第十 (Свиток десятый)
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これも今は昔、天暦のころほひ、浄蔵が八坂の坊に、強盗その数入り乱れたり。
Дзёдзо
тэнряку
然るに火をともし、太刀を抜き、目を見張りて、おのおの立ちすくみて、さらにする事なし。
かくて数刻を経。
夜やうやう明けんとする時、ここに浄蔵、本尊に啓白して、「早く許し遣はすべし」と申しけり。
Дзёдзо
その時に盗人ども、いたづらにて逃げ帰りけるとか。