天祿四年五月二十一日、圓融院の帝、一品の宮に渡らせ給ひてらむ棊とらせ給ひけるに負態を七月七日に彼宮より內の臺盤所に奉られける扇にはられて侍りけるうす物にをりつけて侍ける
天祿四年五月二十一日、圓融院のみかど、一品の宮にわたらせ給ひてらむ棊とらせ給ひけるに負態まけわざを七月七日に彼宮かのみやより內の臺盤所に奉られける扇にはられて侍りけるうす物にをりつけて侍ける


天川
扇風に
霧霽て
空隅渡る
鵲橋
あまのかは
あふぎのかぜに
ぎりはれて
そらすみわたる
かさゝぎのはし