大和國に罷りける時、佐保山に霧の立てりけるを見て詠める
大和國やまとのくにまかりけるとき佐保山さほやまきりてりけるをめる


誰が為の
錦是ればか
秋霧の
佐保の山邊を
立隱すらむ
たがための
にしきなればか
あきぎりの
さほのやまべを
たちかくすらむ