天曆御時、故后宮の御賀せさせ給はむとて侍りけるを、宮失給にければ、軈て其設して御諷誦行なはせ給ける時
天曆御時てんりゃくのおほんどき、故后宮きさいのみやの御賀せさせ給はむとて侍りけるを、宮失給うせたまひにければ、やが其設そのまうけして御諷誦おこなはせあまひける時


早晩と
君にと思し
若菜をば
法道にぞ
今日は摘みつる
いつしかと
きみにとおもひし
わかなをば
のりのみちにぞ
けふはつみつる