Явата
八幡
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Лето
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甲斐のくによりある人の得させたる、檜もてつくれる笠を、おの〳〵いたゞきよそひて、やはたといふ里をすぐれば、かまがいの原といふ所、ひろき野あり。
甲斐のくによりある人の得させたる、檜 もてつくれる笠 を、おの〳〵いたゞきよそひて、やはたといふ里をすぐれば、かまがいの原といふ所、ひろき野あり。
Покрыв головы шляпами из дерева хиноки, присланными нам одним человеком из провинции Каи мы двинулись в путь и, когда миновали селение Явата, перед нами оказалась широкая равнина - ее называют Камагаи-но хара.
Покрыв головы шляпами из дерева хиноки... — Хиноки — кипарисовик японский. Древесина хиноки, обладавшая водоотталкивающим свойством, широко использовалась в быту, в частности из нее делали и дорожные шляпы-хигаса.
大納言は、「いかにも、かなうましきことと思ゆれば、『御所の御供に、いま一日もとく』と思ふ」とて、祈りなどもせず、しばしは六角櫛笥の屋にてありしが、七月十四日の夜、河崎の宿所へ移ろひしに、幼き子どもは留め置きて、静かに臨終のことどもなど、思ひしたためたる心ちにて、おとなしき子の心地にて、ひとりまかりて侍りしに、心地例ざまならぬを、しばしは、「わがことを歎きて、物なども食はぬ」と思ひて、とかくなぐさめられしほどに、しるきことのありけるにや、「ただならずなりにけり」とて、いつしか、「わが命をも、このたびばかりは」と思ひなりて、初めて、中堂にて如法泰山府君といふこと七日祭らせ、日吉にて七社の七番の芝田楽、八幡にて一日の大般若、河原にて石の塔、何くれと沙汰せらるるこそ、「わが命の惜しさにはあらで、この身のことの行く末の見たさにこそ」と思えしさま、罪深くこそ思え侍れ。
大納言は、「いかにも、かなうましきことと思ゆれば、『御所の御供に、いま一日もとく』と思ふ」とて、祈りなどもせず、しばしは六角櫛笥 の屋にてありしが、七月十四日の夜、河崎の宿所へ移ろひしに、幼き子どもは留め置きて、静かに臨終 のことどもなど、思ひしたためたる心ちにて、おとなしき子の心地にて、ひとりまかりて侍りしに、心地例ざまならぬを、しばしは、「わがことを歎きて、物なども食はぬ」と思ひて、とかくなぐさめられしほどに、しるきことのありけるにや、「ただならずなりにけり」とて、いつしか、「わが命をも、このたびばかりは」と思ひなりて、初めて、中堂にて如法泰山府君 といふこと七日祭らせ、日吉にて七社 の七番の芝田楽 、八幡にて一日の大般若、河原にて石の塔、何くれと沙汰せらるるこそ、「わが命の惜しさにはあらで、この身のことの行く末の見たさにこそ」と思えしさま、罪深くこそ思え侍れ。
「六角櫛笥」は底本「候いかかくしけ」
思ひしたためたる=「たる」は底本「たり」。
河原=鴨川の河原
思ひしたためたる=「たる」は底本「たり」。
河原=鴨川の河原