Весна
0
Лето
16
Осень
4
Зима
16
Любовь
2
Благопожелания
0
Странствия
1
Разлука
0
Скорбь
0
Буддийское
0
Синтоистское
1
Разное
5
Иное
0
わが宿を
いつかは君が
ならし葉の
ならし顔には
折りにおこする
わがやどを
いつかはきみが
ならしはの
ならしかほには
をりにおこする
Когда же ты
Так, будто это для тебя привычно,
Послал ко мне, чтобы сорвали для тебя
Лист дерева нара
У дома моего?[176]
176. Танка использует омонимы: нара – название дерева, тоже разновидности дуба, и нараси – «привыкать», кроме того, нара-но ха — «лист нара» представляет собой дзё к нараси – «привыкать».
Танка помещена в Госэнсю, 15 [1182]
御猟為
鴈羽之小野之
<櫟柴之>
奈礼波不益
戀社益
みかりする
かりはのをのの
ならしばの
なれはまさらず
こひこそまされ
В Карибаноону,
Где цари охотятся,
Много на дубах больших ветвей…
Мы с тобою стали ненамного ближе,
Но тоска во много раз сильней!

楢の葉の
葉守の神の
坐けるを
志らでぞ折りし
崇なさるな
ならのはの
はもりのかみの
ましけるを
しらてそをりし
たたりなさるな
Сорвал я, не зная,
Что в дереве нара
Пребывает
Бог – листьев хранитель,
Не гневайся же на меня.
* Включено в Ямато-моногатари, 68 с изменениями (касиваги)

Перевод: Ермакова Л. М. 1982 г. (Ямато-моногатари)
Только здесь дуб нара вместо касива.
みかりする
狩場の小野の
なら柴の
なれはまさらで
恋ぞまされる
みかりする
かりばのをのの
ならしばの
なれはまさらで
こひぞまされる
Как на охотничьи угодья в Оно
Дубы спасительную простирают сень,
Склонись ко мне и ты
И отзовись на чувство,
Что с каждым днем сильнее и сильней.

朝戸あけて
みるそさひしき
かた岡の
ならのひろはに
ふれるしらゆき
あさとあけて
みるそさひしき
かたをかの
ならのひろはに
ふれるしらゆき


ならの木の
ならぶ門とは
教へねど
名にや負ふとぞ
宿は借りつる
ならのきの
ならぶかどとは
おしへねど
なにやおふとぞ
やどはかりつる

* 「ならぶ」は底本「ならに」
風ふけば
楢の枯葉の
そよ〳〵と
云合せつゝ
いつか散る覽
かぜふけば
ならのかればの
そよそよと
いひあはせつつ
いつかちるらん
Лишь ветер задует,
Сухие листья дуба
Шуршат, —
Переговариваются, наверное,
Что когда-то опадут...
Примерный перевод

庵さす
楢の木蔭に
もる月の
くもると見れば
時雨ふるなり
いほりさす
ならのきかげに
もるつきの
くもるとみれば
しぐれふるなり
Где хижина стоит,
Под сень дубов проникающий
Луны свет
Лишь облаками закрывается, —
Сразу же слышится зимний дождь.
Примерный перевод

我宿を
いつ慣してか
楢の葉を
ならし顏には
折におこする
わがやどを
いつならしてか
ならのはを
ならしかほには
をりにおこする
Когда же ты
Так, будто это для тебя привычно,
Послал ко мне, чтобы сорвали для тебя
Лист дерева нара
У дома моего?
* Включено в Ямато-моногатари, 68

Перевод: Ермакова Л. М. 1982 г. (Ямато-моногатари)
榊とる
う月になれば
神山の
楢のはがしは
もとつ葉もなし
さかきとる
うつきになれば
かみやまの
ならのはがしは
もとつはもなし


夏山の
楢の葉そよぐ
夕ぐれは
ことしも秋の
心地こそすれ
なつやまの
ならのはそよぐ
ゆふぐれは
ことしもあきの
ここちこそすれ


千早ぶる
神なび山の
ならの葉を
雪ふりさけて
手折る山人
ちはやぶる
かむなびやまの
ならのはを
ゆきふりさけて
てをるやまひと


我が宿の
そともに立てる
楢の葉の
茂みにすずむ
夏は来にけり
わがやどの
そともにたてる
ならのはの
しげみにすずむ
なつはきにけり
В разгаре — лето,
Даже густая сень дубов,
Что за калиткою
Приюта моего,
Желанной не даёт прохлады.
* В оригинале: Пришло лето, когда в моём саду в тени дубов прохладно! (а вне тени — нет)
楢の葉の
名におふ宮の
時鳥
よゝにふりにし
こと語らなむ
ならのはの
なにおふみやの
ほととぎす
よよにふりにし
ことかたらなむ


夏山の
楢の葉がしは
風過ぎて
峯立ちのぼる
ゆふだちの雲
なつやまの
ならのはがしは
かぜすぎて
みねたちのぼる
ゆふだちのくも


楢柴や
枯葉の末に
雪散りて
とだちの原に
かへるかりびと
ならしばや
かれはのすゑに
ゆきちりて
とだちのはらに
かへるかりびと


ゆふかけて
卯月に祭る
神山の
ならの木陰に
夏はきにけり
ゆふかけて
うつきにまつる
かみやまの
ならのきかげに
なつはきにけり


霜枯や
楢の廣葉を
やひらでに
さすとぞ急ぐ
神のみやつこ
しもかや
ならのひろばを
やひらでに
さすとぞいそぐ
かみのみやつこ


秋きぬと
いはぬばかりぞ
夏衣
すそ野のはらの
楢のした風
あききぬと
いはぬばかりぞ
なつころも
すそののはらの
ならのしたかぜ
"Осень пришла" —
От одной только фразы
Стало зябко в летних одеждах, —
На равнине Сусо
Под дубами пронёсся ветер.
Примерный перевод

蝉の聲は
風にみだれて
吹き返す
楢のひろ葉に
雨かゝるなり
せみのこゑは
かぜにみだれて
ふきかへす
ならのひろはに
あめかかるなり


虫の音は
楢の落葉に
埋もれて
霧のまがきに
村さめの降る
むしのねは
ならのおちばに
うづもれて
きりのまがきに
むらさめのふる


枯れつもる
楢の落葉に
音すなり
風吹きまさる
夕ぐれの雨
かれつもる
ならのおちばに
おとすなり
かぜふきまさる
ゆふぐれのあめ


風騷ぐ
楢の落葉に
玉散りて
音さへさむく
降るあられかな
かぜさはぐ
ならのおちばに
たまちりて
おとさへさむく
ふるあられかな


日ぐらしの
鳴く山蔭の
凉しきに
風も秋なる
楢の葉がしは
ひぐらしの
なくやまかげの
すずしきに
かぜもあきなる
ならのはがしは


山もとの
ならの木蔭の
夕すゞみ
岩もるみづに
秋風ぞ吹く
やまもとの
ならのきかげの
ゆふすずみ
いはもるみづに
あきかぜぞふく


外山なる
楢の落葉を
さそひ來て
枯野にさわぐ
木枯のかぜ
とやまなる
ならのおちばを
さそひきて
かれのにさわぐ
こがらしのかぜ


嵐吹く
楢のひろ葉の
冬枯に
たまらぬ玉は
あられなりけり
あらしふく
ならのひろはの
ふゆかれに
たまらぬたまは
あられなりけり


暫しこそ
音も聞ゆれ
楢の葉の
ともにたまらず
散る霰かな
しばしこそ
おともきこゆれ
ならのはの
ともにたまらず
ちるあられかな


朝夕の
音は時雨の
楢柴に
いつ降りかはる
あられなるらむ
あさゆふの
おとはしぐれの
ならしばに
いつふりかはる
あられなるらむ


晴れ曇り
時雨ふりおける
片岡の
楢の葉さやぎ
冬はきに鳬
はれくもり
しぐれふりおける
かたをかの
ならのはさやぎ
ふゆはきにけり


これによりて、ならの葉の名におふみかどの御時より、正中のかしこかりしおほん世にいたるまで、えらびあつめらるゝ跡、十あまり七たびになんなれりける。



霰降る
音ぞ寂しき
御狩する
交野のみのゝ
ならの葉がしは
あられふる
おとぞさひしき
みかりする
かたののみのの
ならのはがしは


風そよぐ
ならのはがくれ
影見えて
くもるもすゞし
夏の夜の月
かぜそよぐ
ならのはがくれ
かげみえて
くもるもすずし
なつのよのつき


霜さえて
かれ行くをのの
をかへなる
ならのひろはに
時雨ふるなり
しもさえて
かれゆくをのの
をかへなる
ならのひろはに
しくれふるなり


夏山の
楢の葉そよき
吹風に
入日涼しき
ひくらしのこゑ
なつやまの
ならのはそよき
ふくかぜに
いりひすずしき
ひくらしのこゑ


夏山の
楢の葉そよき
吹風に
入日涼しき
ひくらしのこゑ
なつやまの
ならのはそよき
ふくかぜに
いりひすずしき
ひくらしのこゑ


水無月の
てる日といへと
我宿の
ならの葉風は
涼しかりけり
みなづきの
てるひといへと
わがやどの
ならのはかぜは
すずしかりけり


日をさふる
ならのひろはに
鳴蝉の
声より晴る
夕立の空
ひをさふる
ならのひろはに
なくせみの
こゑよりはるる
ゆふだちのそら


陰ふかき
外面のならの
夕すゝみ
ひと木かもとに
秋風そふく
かげふかき
そとものならの
ゆふすすみ
ひときかもとに
あきかぜそふく


そともなる
ならの葉しほれ
露おちて
霧晴のほる
秋の山もと
そともなる
ならのはしほれ
つゆおちて
きりはれのほる
あきのやまもと


外面なる
ならの葉かしは
枯落て
時雨をうくる
をとのさひしさ
そともなる
ならのはかしは
かれおちて
しぐれをうくる
をとのさひしさ


ならの葉に
霜やをくらんと
思ふにも
ねてこそ冬の
夜をあかしつれ
ならのはに
しもやをくらんと
おもふにも
ねてこそふゆの
よをあかしつれ


霰ふり
ならの落葉に
風吹て
物恋しらに
さ夜そ更行
あられふり
ならのおちばに
かぜふきて
ものこひしらに
さよそふけゆく


そよくれぬ
ならのこの葉に
風落て
ほしいつる空の
うす雲のかけ
そよくれぬ
ならのこのはに
かぜおちて
ほしいつるそらの
うすくものかけ

*3風立てイ
さらぬたに
ね覚かちなる
冬の夜を
ならの枯葉に
霰ふる也
さらぬたに
ねさかちなる
ふゆのよを
ならのかれはに
あられふるなり


しはつ山
ならの下葉を
折敷て
こよひはさねん
宮こ恋しみ
しはつやま
ならのしたばを
をりしきて
こよひはさねん
みやここひしみ


と山なる
ならのはまては
はけしくて
お花か末に
よはる秋風
とやまなる
ならのはまては
はけしくて
おはなかすゑに
よはるあきかぜ


みるまゝに
ならのはかしは
紅葉して
さほのわたりの
山そしくるゝ
みるままに
ならのはかしは
もみぢして
さほのわたりの
やまそしくるる