Весна
0
Лето
4
Осень
1
Зима
0
Любовь
6
Благопожелания
0
Странствия
0
Разлука
0
Скорбь
0
Буддийское
0
Синтоистское
0
Разное
1
Иное
0
大夫<之>
出立向
故郷之
神名備山尓
明来者
柘之左枝尓
暮去者
小松之若末尓
里人之
聞戀麻田
山彦乃
答響萬田
霍公鳥
都麻戀為良思
左夜中尓鳴
ますらをの
いでたちむかふ
ふるさとの
かむなびやまに
あけくれば
つみのさえだに
ゆふされば
こまつがうれに
さとびとの
ききこふるまで
やまびこの
あひとよむまで
ほととぎす
つまごひすらし
さよなかになく
Выйдет рыцарь в путь —
И сразу перед ним
В Каминаби,
Средь священных гор,
У родного старого села,
Лишь придет рассвет,
На туте средь листвы,
А ночной порой —
На соснах в вышине
Раздается песня
Так,
Что каждый раз
Вторит сразу эхо —
Горный принц.
Так,
Что слышат
Жители села,
Умиляются ей
Всякий раз…
То кукушка, верно,
О жене грустит
И глубокой ночью
Плачет в тишине…
* Каминаби — общее название священных гор в провинции Ямато (см. п. 3223).
* “На туте средь листвы” — речь идет о горном тутовом дерево ямагува или цуми (Morus alba).
欲乎奈我美
伊能年良延奴尓
安之比奇能
山妣故等余米
佐乎思賀奈君母
よをながみ
いのねらえぬに
あしひきの
やまびことよめ
さをしかなくも
Долги ночи,
И сном я забыться не в силах,
А средь гор распростертых,
Принца горного громко кричать заставляя,
Горько плачут олени!..
[Неизвестный автор]
* “Принца горного громко кричать заставляя…” — горным принцем в песнях М. называют эхо.
鶯の
声のはつかに
聞こゆるは
いづれの山に
鳴く山彦ぞ
うぐひすの
こゑのはつかに
きこゆるは
いづれのやまに
なくやまびこぞ


問ひければ
答へける名を
さざ波の
長等の山の
山彦もせぬ
とひければ
こたへけるなを
さざなみの
ながらのやまの
やまびこもせぬ

* 底本「なからやまの」
山びこの
こたふる山の
郭公
ひとこゑなけば
ふた聲ぞきく
やまびこの
こたふるやまの
ほととぎす
ひとこゑなけば
ふたこゑぞきく
В горах, где
Эхо отвечает,
Если зазвучит
Кукушки голос, —
Два голоса услышишь!
Примерный перевод

郭公
稀になく夜は
山びこの
こたふるさへぞ
嬉しかりける
ほととぎす
まれになくよは
やまびこの
こたふるさへぞ
うれしかりける
Ночью той, когда
Кукушки голос редок,
Даже эхо,
Отвечающее ей,
Радует!
Примерный перевод

山彦の
聲のまに〳〵
とひゆかば
空しき空に
行やかへらむ
やまひこの
こゑのまにまに
とひゆかば
むなしきそらに
ゆきやかへらむ


そま人は
宮木ひくらし
あしひきの
山の山ひこ
よひとよむなり
そまひとは
みやきひくらし
あしひきの
やまのやまひこ
よひとよむなり


聲たかく
哀といはゞ
山彦の
あひ答へずは
あらじとぞ思
こゑたかく
あはれといはば
やまびこの
あひこたへずは
あらじとぞおも


山となる
耳無山の
山彦は
よべどもさらず
あひも答へず
やまとなる
耳無やまの
やまびこは
よべどもさらず
あひもこたへず


足引の
山より出ん
山びこの
そまやま水に
音まさらなん
あしびきの
やまよりいでん
やまびこの
そまやまみづに
おとまさらなん


山彦も
こたへぞあへぬ
夕附日
さすや岡邊の
蝉のもろごゑ
やまびこも
こたへぞあへぬ
ゆふづくひ
さすやをかべの
せみのもろごゑ


山彦の
音は野里の
小夜衣
こなたかなたに
擣つかとぞ聞く
やまびこの
おとはのさとの
さよころも
こなたかなたに
うつかとぞきく


ほとときす
こゑもきこえす
山ひこは
ほかになくねを
こたへやはせぬ
ほとときす
こゑもきこえす
やまひこは
ほかになくねを
こたへやはせぬ
Голос не подаст,
навестить нас не хочет кукушка —
хоть бы с горных вершин
донесло далекое эхо
отголоски песен желанных!..

やまひこの
こゑのまにまに
たつねゆかは
いつこともなく
われやまとはん
やまひこの
こゑのまにまに
たつねゆかは
いつこともなく
われやまとはん


山ひこも
こたへぬ山の
よふことり
我ひとりのみ
なきやわたらむ
やまひこも
こたへぬやまの
よふことり
われひとりのみ
なきやわたらむ


そま人は
宮木ひくらし
あしひきの
山の山ひこ
声とよむなり
そまひとは
みやきひくらし
あしひきの
やまのやまひこ
こゑとよむなり


山ひこの
こたふるやとの
さ夜衣
わかうつをとや
外にきくらん
やまひこの
こたふるやとの
さよころも
わかうつをとや
ほかにきくらん


山ひこは
こたふるたにも
ある物を
音せぬ人を
まつかくるしさ
やまひこは
こたふるたにも
あるものを
おとせぬひとを
まつかくるしさ


都例裳那杵
人緒待砥手
山彥之
音為左右
歎鶴鉋
つれもなき
ひとをまつとて
やまびこの
こゑのするまで
なげきつるかな

佚名
つれもなき
人を恋ふとて
山彦の
こたふるまでも
嘆きつるかな
つれもなき
ひとをこふとて
やまびこの
こたふるまでも
なげきつるかな