Весна
0
Лето
4
Осень
9
Зима
7
Любовь
2
Благопожелания
3
Странствия
0
Разлука
0
Скорбь
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Буддийское
0
Синтоистское
0
Разное
1
Иное
0
亭子の帝の御ともに、太政大臣、大井に仕うまつり給へるに、紅葉、小倉の山にいろいろいとおもしろかりけるを、かぎりなくめで給ひて、「行幸もあらむに、いと興ある所になむありける。かならず奏してせさせたてまつらむ」など申し給ひて、ついでに、

Назначенный спутником в путешествии императора Тэйдзи, левый министр отправился в Ои. На горе Огура было множество прекрасных кленовых листьев. Безмерно очарованный, он сказал: «Как раз предстоит августейший выезд, и такое любопытное место. Непременно предложу государю приехать сюда». Так он сказал. А потом:

かくてかへり給ひて、奏し給ひければ、いと興あることなりとてなむ、大井の行幸といふことはじめ給ひける。

И вот, воротясь, он доложил обо всем, государю его рассказ показался любопытным, и был предпринят августейший выезд в Ои.

大井に季縄の少将すみけるころ、帝宣ひける、「花おもしろくなりなば、かならず御覧ぜむ。」とありけるを、おぼし忘れて、おはしまさざりけり。

Когда Суэнава-но сёсё[259] жил в Ои, император Уда изволил сказать: «Вот начнется пышное цветение, непременно приеду смотреть». Но позабыл об этом и не приехал.
259. Суэнава-но сёсё – Фудзивара Суэнава (?—914), сын Тисигэ. Его танка встречаются в Синкокинсю и в Синсюисю. Он был также известен искусством соколиной охоты.
からうじてかへるままに、亭子の帝の御ともに大井に率ておはしましぬ。

Едва он вернулся, надо было сопровождать в Ои императора Тэйдзи.

なか月のつこもりの日大井にてよめる

つらゆき
なか月のつこもりの日大井にてよめる

つらゆき
Сложено в Оои в последний день осени

Ки-но Цураюки
163. Оои — местность в Киото, близ реки Оои, у подножия горы Араси.Гора Огура (Темная) расположена на северном берегу реки Оои, напротив горы Араси.
さたときのみこのをはのよそちの賀を大井にてしける日よめる

きのこれをか
さたときのみこのをはのよそちの賀を大井にてしける日よめる

きのこれをか
Сложено в Оои на празднестве по случаю сорокалетия тетушки принца Садатоки

Ки-но Корэока
177. Принц Садатоки — седьмой сын императора Сэйва.
Оои протекает мимо горы Камэноо в западной части Киото, где располагалась вилла Садатоки.
大井の御幸も侍りしぞかし。



昔、甲斐国の相撲、大井光遠は、ひき太にいかめしく、力強く、足速く、みめ、ことがらより始めて、いみじかりし相撲なり。



大井なる所にて人々酒たうべけるついでに

業平朝臣

Нарихира

亀山殿の御池に、大井川の水をまかせられんとて、大井の土民に仰せて、水車を造らせられけり。

Решив провести воду из реки Оигава в пруд дворца Камэяма, его величество вызвал из Ои местных жителей и повелел им соорудить водяное колесо.

大井河に紅葉みにまかりてよめる

俊恵法師
大井河に紅葉みにまかりてよめる

俊恵法師
Сюнъэ-хоси

大井河に紅葉みにまかりてよめる

道因法師
大井河に紅葉みにまかりてよめる

道因法師
Доин-хоси

以相馬郡大井津號為京大津。」

а пристань Оои в уезде Сома следует называть «Ооцу», как столичный Ооцу».
* Существуют различные версии относительно местоположения пристани Оои. Сёмонки. Пер. и комм. Кадзихара Масааки. Указ. соч. Т. 2. С. 180. «Столичный Ооцу» — порт на западном берегу оз. Бива, совр. г. Ооцу-си, преф. Сига.
大井河に人人まかりて歌よみ侍りけるに

よしのふ
大井河に人人まかりて歌よみ侍りけるに

よしのふ
Ёсинобу

大井河にもみちのなかるるを見て

健守法師
大井河にもみちのなかるるを見て

健守法師
Глядя на плывущие по реке Ои осенние листья

Кэнсю-хоси

天暦御時、殿上のをのことも紅葉見に大井にまかりけるに

源延光朝臣
天暦御時、殿上のをのことも紅葉見に大井にまかりけるに

源延光朝臣
Минамото Нобумицу

天暦御時、殿上のをのことも紅葉見に大井にまかりけるに

源兼光
天暦御時、殿上のをのことも紅葉見に大井にまかりけるに

源兼光
Минамото Канэмицу

大井に紅葉のなかるるを見侍りて

壬生忠岑
大井に紅葉のなかるるを見侍りて

壬生忠岑
Глядя на плывущие по реке Ои осенние листья

Мибу Тадаминэ

いろいろの
このはなかるる
大井河
しもは桂の
もみちとや見ん
いろいろの
このはなかるる
おほゐかは
しもはかつらの
もみちとやみむ
Разноцветные
Листья с деревьев плывут
По реке Ои,
И ниже по теченью увидят
Осеннюю листву лавра!
Примерный перевод

おなし御時、大井に行幸ありて、人人にうたよませさせ給ひけるに

つらゆき
おなし御時、大井に行幸ありて、人人にうたよませさせ給ひけるに

つらゆき
Цураюки

大井河
かはへの松に
事とはむ
かかるみゆきや
ありし昔も
おほゐかは
かはへのまつに
こととはむ
かかるみゆきや
ありしむかしも


大井河
くたすいかたの
みなれさを
見なれぬ人も
こひしかりけり
おほゐかは
くたすいかたの
みなれさを
みなれぬひとも
こひしかりけり
К виду плотов,
Что спускаются
На реке Ои
Не привыкшей любимой,
Как по ней я скучаю!
Примерный перевод

亭子院大井河に御幸ありて、行幸もありぬへき所なりとおほせたまふに、ことのよしそうせんと申して

小一条太政大臣
亭子院大井河に御幸ありて、行幸もありぬへき所なりとおほせたまふに、ことのよしそうせんと申して

小一条太政大臣


故式部卿のみこ大井河にまかれりけるに紅葉をよめる

堀河右大臣

Правый министр Хорикава

大井河にてよみ侍りける

中納言定頼

Сложил, когда был на реке Ои

Тюнагон Садаёри

十月のついたちにうへのをのこども大井河にまかりて歌よみ侍りけるによめる

前大納言公任

Кинто

承保三年十月今上みかりのついでに大井河にみゆきせさせ給ふによませ給へる

御製

Император

つかさめしにもれての年の秋、上のをのこども大井にまかりて舟にのり侍りけるに詠める

大江匡衡朝臣

Оэ Масахира

水上に
もみぢながれて
大井河
むらごにみゆる
瀧の白いと
みなかみに
もみぢながれて
おほゐかは
むらごにみゆる
たきのしらいと
На глади воды
Плывут листья осенние
По реке Ои,
Кажется, они как в крапинку
Окрасили белые нити водопада.
Примерный перевод
(noin)
水もなく
みえこそわたれ
大井河
岸の紅葉は
雨とふれども
みづもなく
みえこそわたれ
おほゐかは
きしのもみぢは
あめとふれども


承保三年大井河に行幸の日よみ侍りける

大宮右大臣



春より法輪寺に籠りて侍りける秋大井河に紅葉のひまなく流れけるをみてよめる

道命法師

Сложил после того, как с весны затворился в храме Хорюдзи, и осенью увидал без просвета покрытую плывущими листьями реку Ои

Домё-хоси

水上も
末もはるけし
大井河
君すむやどの
絶えぬながれは
みなかみも
すゑもはるけし
おほゐかは
きみすむやどの
たえぬながれは


大井河
ゐせきに淀む
水なれや
けふ暮がたき
歎きをぞする
おほゐかは
ゐせきによどむ
みづなれや
けふくれがたき
なげきをぞする


大井河
鵜舟くだせば
あかつきの
月は空にぞ
さし昇りける
おほゐかは
うふねくだせば
あかつきの
つきはそらにぞ
さしのぼりける


大井河
こほりも秋は
岩こえて
月にながるゝ
水の志らなみ
おほゐかは
こほりもあきは
いはこえて
つきにながるる
みづのしらなみ


大井河
流れて早き
木の葉にも
とまらぬ秋の
色は見えけり
おほゐかは
ながれてはやき
このはにも
とまらぬあきの
いろはみえけり


大井河
そらにもゆるや
かゞり火に
あらぬ螢の
思なるらむ
おほゐかは
そらにもゆるや
かがりひに
あらぬほたるの
おもひなるらむ


大井河
鵜舟はそれと
みえわかで
山もと廻る
かゞり火の影
おほゐかは
うふねはそれと
みえわかで
やまもとめぐる
かがりひのかげ


我宿の
物なりながら
大井河
せきも止めず
行く木の葉かな
わがやどの
ものなりながら
おほゐかは
せきもとどめず
ゆくこのはかな


大井に住み侍りけるころ、花面白くなりなば必御覽ぜむとみかど仰事有りけるをおぼし忘れておはしまさゞりければ奏し侍りける

藤原季綱



承保三年大井河に行幸の日詠める

大納言公實



小一條院大井河におはしましける時、紅葉浮水と云ふ事を

大納言齋信



秋深く
なり行くときは
大井河
なみの花さへ
紅葉しにけり
あきふかく
なりゆくときは
おほゐかは
なみのはなさへ
もみぢしにけり


承保三年大井河に行幸の日詠める

中納言祐家



寛治五年十月白河院大井河に御幸せさせ給うて落葉滿水と云ふ事を詠ませ給うけるに仕うまつりける

權中納言俊忠



平兼盛が大井の家にて冬の歌よみ侍りけるに

三條院女藏人左近



大井河
杣山かぜの
さむけきに
岩打つ波を
ゆきかとぞ見る
おほゐかは
そまやまかぜの
さむけきに
いはうつなみを
ゆきかとぞみる


大井に住みけるころ、御門の仰せられける、「花おもしろくなりなば、かならず御覧ぜん」と。

Когда он жил в Ои, государь как-то сказал: "Когда будет красивое цветение, непременно приеду!"
御門=醍醐天皇。ただし、三条西家旧蔵伝為氏筆本『大和物語』100段では、「亭子の御門」となっており宇多天皇(上皇)。
元久二年冬、月あかゝりける夜、和歌所のをのことも伴て大井河にまかりて、河辺寒月といふことを読侍ける

藤原清範



大井河
つねよりことに
みゆるかな
君か御幸を
まつにそ有ける
おほゐかは
つねよりことに
みゆるかな
きみかみゆきを
まつにそありける


大井河
滝つせもなく
秋暮て
もみちの淵と
なりにける哉
おほゐかは
たきつせもなく
あきくれて
もみちのふちと
なりにけるかな


宝治五年十月大井河に御幸ありて、落葉満水といふことをよませ給うける

白河院御製



大井河
ゐせきにとまる
紅葉ゝは
立くる波に
なかれぬるかな
おほゐかは
ゐせきにとまる
もみぢゝは
たくるなみに
なかれぬるかな


大井河
ゐせきの水や
氷るらん
はやせに鴛の
声くたるなり
おほゐかは
ゐせきのみづや
こほるらん
はやせにおしどりの
こゑくたるなり


大井河
山もとくたる
かゝり火の
うつりもあへす
明るみしか夜
おほゐかは
やまもとくたる
かかりひの
うつりもあへす
あくるみしかよ


大井河
さやかにうつる
秋の夜の
月の氷に
かゝるしら波
おほゐかは
さやかにうつる
あきのよの
つきのこほりに
かかるしらなみ


大井河
紅葉の御舟
さしはへて
ふるきためしに
かへる秋哉
おほゐかは
もみぢのみふね
さしはへて
ふるきためしに
かへるあきかな


承保三年十月、大井河の逍遥につかうまつりて読て奉ける

大納言経信



いにしへの
跡をたつねて
大井河
紅葉の御舟
ふなよそひせり
いにしへの
あとをたつねて
おほゐかは
もみぢのみふね
ふなよそひせり


大井河逍遥に、水上落葉と云事を

修理大夫顕季



大井河
くれなゐふかく
匂ふかな
をくらの山の
紅葉ちるらし
おほゐかは
くれなゐふかく
にほふかな
をくらのやまの
もみぢちるらし


大井河
こほれるうへは
消やらて
雪にかけたる
瀬々のしからみ
おほゐかは
こほれるうへは
きえやらて
ゆきにかけたる
せぜのしからみ


大井河
久しきことは
影うつす
亀のお山の
松そしるらん
おほゐかは
ひさしきことは
かげうつす
かめのおやまの
まつそしるらん