Весна
0
Лето
2
Осень
4
Зима
7
Любовь
2
Благопожелания
0
Странствия
2
Разлука
0
Скорбь
1
Буддийское
0
Синтоистское
2
Разное
22
Иное
0
柴の戸に
にほはむ花は
さもあらば
あれながめてけりな
うらめしの身や
しばのとに
にほはむはなは
さもあらばあれ
ながめてけりな
うらめしのみや
Что ныне для меня цветы,
Красующиеся у плетеной двери?
И все же сердце
Трогают они
И не дают покоя.

ながめわびぬ
柴の編戸の
明け方に
山の端近く
残る月影
ながめわびぬ
しばのあみどの
あけがたに
やまのはちかく
のこるつきかげ
Грусть безысходная...
Лишь на рассвете
На дверь плетеную
Бросает отблеск свой луна,
Что задержалась над вершиной.

花ならで
ただ柴の戸を
さして思ふ
心の奥も
み吉野の山
はなならで
ただしばのとを
さしておもふ
こころのおくも
みよしののやま
О Ёсино-гора!
К тебе отправился я не за тем,
Чтоб вишнею цветущей любоваться,
Но для того, чтоб за плетеной дверью затвориться
От мира суетного.

八十あまり
西の迎へを
待ちかねて
住み荒らしたる
柴の庵ぞ
やそあまり
にしのむかへを
まちかねて
すみあらしたる
しばのいほりぞ
Более восьми десятков лет прожил я.
Здесь, в Западном краю, пристанище найдя,
Хотел быть ближе я
К земле обетованной...
И в запустение пришел убогий мой приют.

いづくにも
住まれずはただ
住まであらむ
柴の庵の
しばしなる世に
いづくにも
すまれずはただ
すまであらむ
しばのいほりの
しばしなるよに
Пусть негде голову мне приклонить —
Ну что ж,
Ведь в этом мире жизнь
Не более чем временный приют
В убогой хижине с плетеною калиткой.

終夜
はかなく叩く
水鷄かな
させるともなき
柴のかりやを
よもすから
はかなくたたく
くいなかな
させるともなき
しばのかりやを
Всю ночь напролёт
Бренно стучит
Птичка куина.
Нет у неё даже
Временной крыши плетёной.
Примерный перевод
Ночь напролёт
思ひ出づる
をりたく柴の
夕けぶり
むせぶもうれし
忘れ形見に
おもひいづる
をりたくしばの
ゆふけぶり
むせぶもうれし
わすれかたみに
Когда я вечерами жгу валежник,
То с радостью вдыхаю дым:
Он мне напоминает дым костра другого
След той,
Что навсегда ушла.

みやこちかき
をの大はらを
思ひ出づる
しばのけぶりの
あはれなるかな
みやこちかき
をのおほはらを
おもひいづる
しばのけぶりの
あはれなるかな


眞柴かる
道や絶えなむ
山賤の
いやしきふれる
夜はの白雪
ましばかる
みちやたえなむ
やまがつの
いやしきふれる
よはのしらゆき


夕づく日
さすがにうつる
柴の戸に
霰吹まく
山おろしの風
ゆふづくひ
さすがにうつる
しばのとに
あられふきまく
やまおろしのかぜ


外山なる
柴のたち枝に
ふく風の
音きく折ぞ
冬はものうき
とやまなる
しばのたちえに
ふくかぜの
ねきくいのりぞ
ふゆはものうき


わかたのむ
日よしのかけは
おく山の
しはの戸まても
さささらめやは
わかたのむ
ひよしのかけは
おくやまの
しはのとまても
さささらめやは


假そめに
結びし柴の
庵にも
すめばすまれて
年ぞ經にける
かりそめに
むすびししばの
いほりにも
すめばすまれて
としぞへにける


山深み
雪に閉ぢたる
柴の戸の
唯そのまゝに
經る日數かな
やまふかみ
ゆきにとぢたる
しばのとの
ただそのままに
へるひかずかな


しかはあれども、みやまの奧の柴の庵までも、しばらく思ひやすらふ程なれば、なまじひに都のほとりに住まひつつ、人なみに世にふる道になんつらなれり。



川わたに
おのおのつくる
ふし柴を
ひとつにくさる
朝氷かな
かはわたに
おのおのつくる
ふししばを
ひとつにくさる
あさこほりかな


山かつの
柴の袖かき
朝かほの
花ゆへならて
誰かとはまし
やまかつの
しばのそでかき
あしたかほの
はなゆへならて
たれかとはまし


垣ほなる
山のした柴
うちなひき
人はをとせて
秋風そ吹
かきほなる
やまのしたしば
うちなひき
ひとはをとせて
あきかぜそふく


山賎の
朝けのこやに
たく柴の
しはしとみれは
くるゝそらかな
やまがつの
あさけのこやに
たくしばの
しはしとみれは
くるるそらかな


風あらき
柴のいほりは
常よりも
ねさめそ物は
悲しかりける
かぜあらき
しばのいほりは
つねよりも
ねさめそものは
かなしかりける


かぜあらき
しばの庵は
つねよりも
ねざめぞものは
かなしかりける
かぜあらき
しばのいほりは
つねよりも
ねざめぞものは
かなしかりける


柴の庵の
しはし都へ
帰らしと
思はんたにも
哀なるへし
しばのいほの
しはしみやこへ
かへらしと
おもはんたにも
あはれなるへし


柴のいほの
しばしみやこへ
かへらじと
おもはんだにも
あはれなるべし
しばのいほの
しばしみやこへ
かへらじと
おもはんだにも
あはれなるべし


いもかうへは
柴のいほりの
雨なれや
こまかにきくに
袖のぬるらん
いもかうへは
しばのいほりの
あめなれや
こまかにきくに
そでのぬるらん


山深み
霞こめたる
柴のいほに
こととふ物は
谷のうくひす
やまふかみ
かすみこめたる
しばのいほに
こととふものは
たにのうくひす


山ふかみ
かすみこめたる
しばの庵に
こととふ物は
うぐひすのこゑ
やまふかみ
かすみこめたる
しばのいほに
こととふものは
うぐひすのこゑ


入かたの
月はすくなき
柴の戸に
明ぬ夜ふかき
嵐をそきく
いりかたの
つきはすくなき
しばのとに
あかぬよふかき
あらしをそきく


里人の
いほりにたける
椎柴の
煙ふきしく
山おろしの風
さとひとの
いほりにたける
しひしばの
けぶりふきしく
やまおろしのかぜ


あはれなる
遠山はたの
庵かな
柴のけふりの
たつにつけても
あはれなる
とほやまはたの
いほりかな
しばのけふりの
たつにつけても


雲にふす
峰の庵の
柴のとを
人はをとせて
たゝく松風
くもにふす
みねのいほりの
しばのとを
ひとはをとせて
たたくまつかぜ


山人の
真柴にませて
さす尾花
風ふかねとも
まねきてそ行
やまひとの
ましばにませて
さすをはな
かぜふかねとも
まねきてそゆく


憂世思ふ
柴のいほりの
ひまをあらみ
さそふか月の
西にかたふく
うきよおもふ
しばのいほりの
ひまをあらみ
さそふかつきの
にしにかたふく

*1憂世いとふイ
柴の戸に
明くれかゝる
白雲を
いつむらさきの
色にみなさん
しばのとに
あけくれかかる
しらくもを
いつむらさきの
いろにみなさん


冬の日も
よそに暮行
山かけに
朝霜けたぬ
松のした柴
ふゆのひも
よそにくれゆく
やまかけに
あさしもけたぬ
まつのしたしば


柴の戸に
雨としくるゝ
木葉かな
涙の外に
袖はぬれねと
しばのとに
あめとしくるる
このはかな
なみだのほかに
そではぬれねと


昨日まで
蓬に閉ぢし
柴の戸も
野分に晴るゝ
岡のべのさと
きのふまで
よもぎにとぢし
しばのとも
のわきにはるる
をかのべのさと

Новакэ?
河霧の
みをも末より
隙見えて
絶え〴〵落つる
宇治の柴舟
かはきりの
みをもすゑより
ひまみえて
たえだえおつる
うぢのしばふね


山人の
おへる眞柴の
枝にさへ
猶音づれて
行くあらしかな
やまひとの
おへるましばの
えだにさへ
なほおとづれて
ゆくあらしかな


山里の
柴の戸ほそは
雪とちて
年のあくるも
しらすや有らん
やまざとの
しばのとほそは
ゆきとちて
としのあくるも
しらすやあるらん


山おろしに
柴のかこひは
あれにけり
たなひきかくせ
峰の白雲
やまおろしに
しばのかこひは
あれにけり
たなひきかくせ
みねのしらくも


神山に
ゆふかけてなく
郭公
しゐしはかくれ
しはしかたらへ
かみやまに
ゆふかけてなく
ほととぎす
しゐしはかくれ
しはしかたらへ


榊さす
柴のかきほの
かす〳〵に
猶かけそふる
雪のしらゆふ
さかきさす
しばのかきほの
かすかすに
なほかけそふる
ゆきのしらゆふ


大原の
このいち柴の
いつしかと
わかおもふいもに
今夜あひぬる
おほはらの
このいちしばの
いつしかと
わかおもふいもに
こよひあひぬる


大原之
此市柴乃
何時鹿跡
吾念妹尓
今夜相有香裳
おほはらの
このいちしばの
いつしかと
あがおもふいもに
こよひあへるかも
Как много хвороста сухого
Здесь, на полях в Оохара,
Так много раз с тоскою думал я:
“Когда же, наконец, когда?” —
И нынче ночью встретился с тобою!

まばらなる
眞柴の扉
あけくれは
峰のあらしの
何敲くらむ
まばらなる
ましばのとびら
あけくれは
みねのあらしの
なにたたくらむ


しくれ行
秋にしられぬ
こもり江の
初瀬の山の
みねの椎柴
しくれゆく
あきにしられぬ
こもりえの
はつせのやまの
みねのしひしば