Весна
0
Лето
0
Осень
19
Зима
31
Любовь
7
Благопожелания
0
Странствия
1
Разлука
0
Скорбь
1
Буддийское
0
Синтоистское
1
Разное
11
Иное
0
飛鳥川
瀬々に波寄る
くれなゐや
葛城山の
こがらしの風
あすかがは
せぜになみよる
くれなゐや
かづらきやまの
こがらしのかぜ
По Асука-реке
На перекатах
Вздымаются алые волны:
Верно, буря пронеслась
Над горой Кацураги.
* ...вздымаются алые волны — постоянная гипербола: опавшие листья плывут по реке сплошным потоком, и волны кажутся алыми. В качестве прототипа поэт использовал танка Хитомаро (см. предыдущую песню).
いつのまに
空のけしきの
変はるらむ
はげしきけさの
こがらしの風
いつのまに
そらのけしきの
かはるらむ
はげしきけさの
こがらしのかぜ
И не заметил я,
Как в небесах всё изменилось:
Проснулся поутру, —
Холодный зимний ветер
Дует...
* Автор имеет в виду холодный зимний ветер когараси.
こがらしの
音に時雨を
聞きわかで
もみぢに濡るる
たもととぞ見る
こがらしの
おとにしぐれを
ききわかで
もみぢにぬるる
たもととぞみる
Шум зимнего дождя,
Казалось, потонул в тяжёлых вздохах бури,
И, глядя на промокший свой рукав,
Подумал я:
Всему виною — опадающие листья.
* Всему виною — опадающие листья! Всё тот же многократно повторяющийся мотив: рукава намокли не от дождя, но от слёз сожаления о прекрасных опадающих осенних листьях.
秋の色を
払ひはててや
ひさかたの
月の桂に
こがらしの風
あきのいろを
はらひはててや
ひさかたの
つきのかつらに
こがらしのかぜ
Осеннюю красу багряных листьев
Сорвал с деревьев зимний ветер.
А если вдруг теперь и на луне
Подует он,
Где лавр красуется своею позолотой?
* ...на луне, где лавр красуется... — см. коммент. 391. Автор как бы выражает беспокойство, что зимний ветер сорвёт листья и с «лунного дерева» — лавра. Исходной песней послужила танка Мибу-но Тадаминэ из «Кокинсю» (см. там же).
消えわびぬ
うつろふ人の
秋の色に
身をこがらしの
杜の白露
きえわびぬ
うつろふひとの
あきのいろに
みをこがらしの
もりのしらつゆ
Покинута тобой,
Я таю, как росинки,
Что ветром сорваны
С увядших листьев
В роще Когараси.

思ひ入る
身は深草の
秋の露
頼めし末や
こがらしの風
おもひいる
みはふかくさの
あきのつゆ
たのめしすゑや
こがらしのかぜ
Я верила тебе, и ныне
Мой удел — исчезнуть
С росой, покрывшей густые травы,
От дуновенья ветра,
Холодного, как ты.

こがらしの
風にもみぢて
人知れず
憂き言の葉の
つもるころかな
こがらしの
かぜにもみぢて
ひとしれず
うきことのはの
つもるころかな
Как листья под ветром
Осенним, жестоким,
Вянут и блекнут
В мире печали
Листья-слова...

こからしの
雲ふきはらふ
たかねより
さえても月の
すみのほるかな
こからしの
くもふきはらふ
たかねより
さえてもつきの
すみのほるかな
С высокой вершины,
Зимний ветер с которой
Разогнал облака,
Всходит в небо луна
По уже очень ясному небу.
Примерный перевод

山さとは
さひしかりけり
こからしの
ふく夕くれの
ひくらしのこゑ
やまさとは
さひしかりけり
こからしの
ふくゆふくれの
ひくらしのこゑ
В горном селении
Так одиноко!
Вечером
Под северным ветром
Голос цикады.
Примерный перевод

ふかきよの
露ふきむすふ
こからしに
そらさえのほる
山のはの月
ふかきよの
つゆふきむすふ
こからしに
そらさえのほる
やまのはのつき


思ひあつみ
袖こがらしの
森なれや
頼む言の葉
もろく散るらむ
おもひあつみ
そでこがらしの
もりなれや
たのむことのは
もろくちるらむ


君恋ふと
われこそ胸は
こがらしの
森ともわぶれ
陰となりつつ
きみこふと
われこそむねは
こがらしの
もりともわぶれ
かげとなりつつ


荻の葉に
露吹き結ぶ
木枯の
おとぞ夜寒に
なりまさるなる
をぎのはに
つゆふきむすぶ
こがらしの
おとぞよさむに
なりまさるなる
Звук северного ветра,
Что принёс с собой росу
На листья оги
Холоднее даже
Ночного мороза...
Примерный перевод

いかばかり
寂しかるらむ
木枯の
吹きにし宿の
秋の夕ぐれ
いかばかり
さびしかるらむ
こがらしの
ふきにしやどの
あきのゆふぐれ


木枯の
誘ひはてたる
紅葉ばを
かは瀬の秋と
誰れ詠むらむ
こがらしの
さそひはてたる
もみぢばを
かはせのあきと
たれながむらむ


こがらしに
みねの木のはや
たぐふらん
むらごに見ゆる
滝のしらいと
こがらしに
みねのこのはや
たぐふらん
むらごにみゆる
たきのしらいと


山里は
秋のすゑにぞ
思ひしる
かなしかりけり
木枯のかぜ
やまざとは
あきのすゑにぞ
おもひしる
かなしかりけり
こがらしのかぜ
Горное селение.
На исходе осени
Всколыхнул
Затаённую грусть
Суровый северный ветер...
Примерный перевод

殘しおく
秋のかたみの
から錦
たちはてつるは
木枯のかぜ
のこしおく
あきのかたみの
からにしき
たちはてつるは
こがらしのかぜ


山里の
賤の松がき
ひまをあらみ
いたくなふきそ
木枯の風
やまざとの
しづのまつがき
ひまをあらみ
いたくなふきそ
こがらしのかぜ


木がらしの
紅葉ふき志く
庭の面に
露も殘らぬ
秋の色かな
こがらしの
もみぢふきしく
にはのおもに
つゆものこらぬ
あきのいろかな
Северным ветром
Сдутые и наметённые
Листья осенние в саду,
Без росы, — вот цвет осени,
Которой не осталось.
Примерный перевод

秋の色は
のこらぬ山の
木がらしに
月の桂の
影ぞつれなき
あきのいろは
のこらぬやまの
きがらしに
つきのかつらの
かげぞつれなき
В северном ветре,
На горах, где не осталось
Уж осеннего цвета,
Лунного лавра
Свет так жесток!
Примерный перевод

紅葉ばの
秋の名殘の
かたみだに
われとのこさぬ
木枯の風
もみぢばの
あきのなごりの
かたみだに
われとのこさぬ
こがらしのかぜ


故郷の
みかきが原の
はじもみぢ
心とちらせ
秋の木がらし
ふるさとの
みかきがはらの
はじもみぢ
こころとちらせ
あきのこがらし


明くる夜の
外山吹越す
木がらしに
時雨てつたふ
峯の浮雲
あくるよの
とやまふきこす
こがらしに
しぐれてつたふ
みねのうきくも
В северном ветре,
Что преодолел горы
На рассвете
Плывут, поливая дождём,
Облака у вершины...
Примерный перевод

木枯しの
風に亂るゝ
紅葉ばや
雲のよそなる
時雨なるらむ
こがらしの
かぜにみだるる
もみぢばや
くものよそなる
しぐれなるらむ


秋の色を
はらふとみつる
木枯の
杜の梢は
ゆきもたまらず
あきのいろを
はらふとみつる
こがらしの
もりのこずゑは
ゆきもたまらず
Осенние цвета
Очистил северный ветер, —
Увидел я,
И в лесу, в кронах деревьев
Снег тоже не собирается..
Примерный перевод

吹くからに
身にぞ志みける
君はさは
我をや秋の
木枯の風
ふくからに
みにぞしみける
きみはさは
われをやあきの
こがらしのかぜ


ちらばちれ
いはせの杜の
木枯に
傳へやせまし
思ふ言の葉
ちらばちれ
いはせのもりの
こがらしに
つたへやせまし
おもふことのは


やまざとは
冬こそことに
かなしけれ
峯吹きまよふ
木がらしの
戸ぼそを叩く
こゑ聞けば
やすき夢だに
むすばれず
時雨とともに
かたをかの
正木のかづら
ちりにけり
今はわが身の
なげきをば
何につけてか
なぐさめむ
雪だにふりて
しもがれの
草葉のうへに
つもらなむ
其につけてや
あさゆふに
わがまつ人の
われを待つらむ
やまざとは
ふゆこそことに
かなしけれ
みねふきまよふ
こがらしの
とぼそをたたく
こゑきけば
やすきゆめだに
むすばれず
しぐれとともに
かたをかの
まさきのかづら
ちりにけり
いまはわがみの
なげきをば
なににつけてか
なぐさめむ
ゆきだにふりて
しもがれの
くさばのうへに
つもらなむ
それにつけてや
あさゆふに
わがまつひとの
われをまつらむ


木がらしも
心して吹け
しめのうちは
ちらぬ梢ぞ
大原の山
こがらしも
こころしてふけ
しめのうちは
ちらぬこずゑぞ
おほはらのやま


假寐する
今宵ばかりの
岩が根に
いたくな吹きそ
峰の木枯
かりねする
こよひばかりの
いはがねに
いたくなふきそ
みねのこがらし
Ночую временно
Лишь этой ночью
На камнях.
Не дуй так сильно,
Холодный ветер на вершине...
Примерный перевод

さらでだに
時雨かさなる
山の端に
猶雲おくる
よその木枯
さらでだに
しぐれかさなる
やまのはに
なほくもおくる
よそのこがらし


かくばかり
身にしむ色は
秋もあらじ
霜夜の月の
木枯の風
かくばかり
みにしむいろは
あきもあらじ
しもよのつきの
こがらしのかぜ


斯とだに
いはでの杜の
凩に
よそより散らむ
言の葉も憂し
かくとだに
いはでのもりの
こがらしに
よそよりちらむ
ことのはもうし


木枯に月
澄む峯の鹿
の音を我
のみ聞くは惜
しくもある哉
きかれにつ
きすむみねのし
かのねをわ
れのみきくはを
しくもあるかな


解けて寐ぬ
袖さへ色に
いでねとや
露吹き結ぶ
みねの木枯
とけていぬ
そでさへいろに
いでねとや
つゆふきむすぶ
みねのこがらし


冬深き
谷の下水
音絶えて
こほりのうへを
はらふ木がらし
ふゆふかき
たにのしたみづ
おとたえて
こほりのうへを
はらふこがらし


落葉にも
秋の名殘を
とめじとや
また誘ひ行く
木枯のかぜ
おちばにも
あきのなごりを
とめじとや
またさそひゆく
こがらしのかぜ


足引の
山の木枯
吹くからに
くもる時なき
ありあけのつき
あしびきの
やまのこがらし
ふくからに
くもるときなき
ありあけのつき


小倉山
紅葉ふきおろ
す木枯に
又さそはるゝ
小男鹿のこゑ
をぐらやま
もみぢふきおろ
すきかれに
またさそはるる
さをしかのこゑ


外山なる
楢の落葉を
さそひ來て
枯野にさわぐ
木枯のかぜ
とやまなる
ならのおちばを
さそひきて
かれのにさわぐ
こがらしのかぜ


梢には
さてもかへらぬ
もみぢ葉を
庭よりおくる
木枯の風
こずゑには
さてもかへらぬ
もみぢはを
にはよりおくる
こがらしのかぜ


有乳山
峯の木枯
さきだてゝ
雲の行くてに
落つる志らゆき
あらちやま
みねのこがらし
さきだてて
くものゆくてに
おつるしらゆき


人知れぬ
思ひするがの
國にこそ
身を木枯の
杜はありけれ
ひとしれぬ
おもひするがの
くににこそ
みをこがらしの
もりはありけれ


ふるさとへ
歸る山路の
こがらしに
思はぬほかの
にしきをや着む
ふるさとへ
かへるやまぢの
こがらしに
おもはぬほかの
にしきをやきむ


我が身さへ
老會の杜の
木がらしに
木の葉より猶
降る泪哉
わがみさへ
おいそのもりの
こがらしに
このはよりなほ
ふるなみだかな


高円の
野路の篠原
末さわぎ
そそやこがらし
けふ吹きぬなり
たかまとの
のぢのしのはら
すゑさわぎ
そそやこがらし
けふふきぬなり
Слышу:
В полях Такамадо
Шелестят тростники,
Неужели
Зимний ветер подул?
* Такамадо — местность в провинции Нара, у подножья одноименной горы.
* Намёк на песню Оэ Ёситоки (см. коммент. 286).

なにとかは
又木枯の
さそふらん
身のみ物うき
袖の時雨を
なにとかは
またこがらしの
さそふらん
みのみものうき
そでのしぐれを


冬山の
雪ふきしほる
木からしに
かたもさためぬ
暁の鐘
ふゆやまの
ゆきふきしほる
こからしに
かたもさためぬ
あかつきのかね


きゆるたに
おしけにみゆる
秋萩の
露吹おとす
木枯の風
きゆるたに
おしけにみゆる
あきはぎの
つゆふきおとす
こがらしのかぜ


みな人の
あかすのみ見る
紅葉はを
さそひにさそふ
木枯の風
みなひとの
あかすのみみる
もみぢはを
さそひにさそふ
こがらしのかぜ


この比は
月こそいたく
もる山の
下葉残らぬ
木からしの風
このころは
つきこそいたく
もるやまの
したばのこらぬ
こからしのかぜ


きゆるたに
おしけにみゆる
秋萩の
露吹おとす
木枯の風
きゆるたに
おしけにみゆる
あきはぎの
つゆふきおとす
こがらしのかぜ


みな人の
あかすのみ見る
紅葉はを
さそひにさそふ
木枯の風
みなひとの
あかすのみみる
もみぢはを
さそひにさそふ
こがらしのかぜ


木枯に
木の葉のおつる
山里は
涙さへこそ
もろく成けれ
こがらしに
このはのおつる
やまざとは
なみださへこそ
もろくなりけれ


霜のしたの
落葉をかへす
木枯に
二たひ秋の
色をみるかな
しものしたの
おちばをかへす
こがらしに
ふたたひあきの
いろをみるかな


吹過る
ひはらの山の
木からしに
きゝもわかれぬ
村しくれかな
ふきすぐる
ひはらのやまの
こからしに
ききもわかれぬ
むらしくれかな


神無月
時雨とひわけ
行雁の
つはさ吹ほす
嶺の木からし
かみなづき
しぐれとひわけ
ゆくかりの
つはさふきほす
みねのこからし


染かぬる
時雨はよそに
過ぬれと
つれなき松に
残る木からし
そめかぬる
しぐれはよそに
すぎぬれと
つれなきまつに
のこるこからし


をのつから
そめぬ木の葉を
吹ませて
色々に行
木からしの風
をのづから
そめぬこのはを
ふきまぜて
いろいろにゆく
こがらしのかぜ


しくれつる
空は雪けに
さえなりて
はけしくかはる
よもの木からし
しくれつる
そらはゆきけに
さえなりて
はけしくかはる
よものこからし


こがらしに
この葉のおつる
やまざとは
なみだこそさへ
もろくなりけれ
こがらしに
このはのおつる
やまざとは
なみだこそさへ
もろくなりけれ


もの思ひに
けなはけぬへき
露の身を
あらくな吹そ
秋の木からし
ものおもひに
けなはけぬへき
つゆのみを
あらくなふきそ
あきのこからし


しくれつる
雲は程なく
峰こえて
山のこなたに
残るこからし
しくれつる
くもはほどなく
みねこえて
やまのこなたに
のこるこからし


いかにせん
きほふ木葉の
こからしに
絶す物思ふ
長月の空
いかにせん
きほふこのはの
こからしに
たえすものおもふ
ながつきのそら


白妙の
衣ふきほす
木からしの
やかてしくるゝ
天のかく山
しろたへの
ころもふきほす
こからしの
やかてしくるる
あめのかくやま


世中に
吹よるかたも
なき物は
木葉ちりぬる
木からしの風
よのなかに
ふきよるかたも
なきものは
このはちりぬる
こからしのかぜ


浅茅生の
露吹むすふ
凩に
みたれてもなく
むしのこゑ哉
あさぢうの
つゆふむすふ
こがらしに
みたれてもなく
むしのこゑかな


長き夜の
暁かたの
木からしに
ねさめもしるく
うつ衣かな
ながきよの
あかつきかたの
こからしに
ねさめもしるく
うつころもかな


夕附日
さすや岡への
木からしに
松をのこして
ちる紅葉哉
ゆふづくひ
さすやをかへの
こからしに
まつをのこして
ちるもみぢかな


はゝそちる
石田のをのゝ
木からしに
山路しくれて
かゝる村雲
ははそちる
いはたのをのの
こからしに
やまぢしくれて
かかるむらくも