Весна
0
Лето
63
Осень
3
Зима
0
Любовь
0
Благопожелания
3
Странствия
0
Разлука
0
Скорбь
0
Буддийское
0
Синтоистское
0
Разное
5
Иное
0
早苗とる
山田のかけひ
もりにけり
ひくしめなはに
露ぞこぼるる
さなへとる
やまだのかけひ
もりにけり
ひくしめなはに
つゆぞこぼるる
Брызжет из трубки вода,
Питая ранний рис
На горном поле,
И вся верёвка-огражденье
В капельках росы!
* В песне речь идёт о ранних посадках побегов риса на горных полях с искусственным орошением: вода поступала на поле по трубкам — желобкам, стекая на землю каплями. Поля ограждали верёвками из рисовой соломы, которые исполняли роль межей, а также служили своего рода оберегом (см. коммент. 11). В любовной лирике — это образ запрета, «ограждения» возлюбленной от посягательств других, символ любовной клятвы — принадлежать друг другу.
山畦早苗といへる心を

大納言経信
山畦早苗といへる心を

大納言経信
Цунэнобу

五月きぬ
みとしろ小田に
しめはへて
神の宮人
早苗とらなむ
さつききぬ
みとしろをだに
しめはへて
かみのみやひと
さなへとらなむ


時鳥
しのばぬこゑを
聞くよりや
山田の澤に
早苗とるらむ
ほととぎす
しのばぬこゑを
きくよりや
やまだのさはに
さなへとるらむ


足引の
山した水を
ひきかけし
裾わの田井に
早苗とるなり
あしびきの
やましたみづを
ひきかけし
すそわのたゐに
さなへとるなり


見渡せば
鳥羽山小田の
松かげに
緑をそへて
とる早苗かな
みわたせば
とばやまをだの
まつかげに
みどりをそへて
とるさなへかな


下草は
うゑぬに茂る
おほあらきの
杜の浮田に
早苗とるなり
したくさは
うゑぬにしげる
おほあらきの
もりのうきたに
さなへとるなり


暮れかゝる
外面の小田の
村雨に
凉しさそへて
とる早苗哉
くれかかる
そとものをだの
むらさめに
すずしさそへて
とるさなへかな


早苗を

前大僧正慈鎭



まだとらぬ
早苗の葉末
靡くなり
すだく蛙の
聲のひゞきに
まだとらぬ
さなへのはすゑ
なびくなり
すだくかはづの
こゑのひびきに


三輪川の
水堰入れて
大和なる
布留のわさ田は
早苗取る也
みはかはの
みづせきいれて
やまとなる
ふるのわさだは
さなへとるなり


今よりは
五月きぬとや
急ぐ覽
山田の早苗
取らぬ日ぞなき
いまよりは
さつききぬとや
いそぐらん
やまだのさなへ
とらぬひぞなき


早苗とる
田面の水の
淺みどり
すゞしきいろに
山風ぞ吹く
さなへとる
たおものみづの
あさみどり
すずしきいろに
やまかぜぞふく


夕日さす
山田のはらを
見渡せば
杉の木蔭に
早苗とるなり
ゆふひさす
やまだのはらを
みわたせば
すぎのこかげに
さなへとるなり
Огляделся:
На равнине, где рисовые поля
Освещены вечерним солнцем,
В тени криптомерий
Собирают рисовую рассаду...
Примерный перевод

小山田や
早苗の末に
風みえて
行くて凉しき
すぎの下みち
をやまだや
さなへのすゑに
かぜみえて
ゆくてすずしき
すぎのしたみち
На маленьких горных полях
По верхушкам кустиков риса
Видно, что дует ветер,
Так здорово идти
В прохладе в тени криптомерий.
Примерный перевод

風わたる
田面の早苗
色さめて
いり日殘れる
岡のまつばら
かぜわたる
たおものさなへ
いろさめて
いりひのこれる
をかのまつばら


早苗とる
山もと小田に
雨はれて
夕日の峯を
わたるうき雲
さなへとる
やまもとをだに
あめはれて
ゆふひのみねを
わたるうきくも


雨晴るゝ
小田の早苗の
山もとに
雲おりかゝる
杉のむら立
あめはるる
をだのさなへの
やまもとに
くもおりかかる
すぎのむらたち


寳治の百首の歌奉りける時、早苗

祝部成茂

Хорибэ Нарисигэ

二品法親王の家の五十首の歌に、早苗

津守國道



くれかかる
山田の早苗
雨すぎて
とりあへずなく
ほととぎすかな
くれかかる
やまだのさなへ
あめすぎて
とりあへずなく
ほととぎすかな


里とほき
たなかのもりの
夕日影
うつりもあへず
とる早苗かな
さととほき
たなかのもりの
ゆふひかげ
うつりもあへず
とるさなへかな


さなへとる
伏見の里に
雨すぎて
むかひの山に
雲ぞかかれる
さなへとる
ふしみのさとに
あめすぎて
むかひのやまに
くもぞかかれる


みねの松
入日すずしき
やまかげの
すそのの小田に
早苗とるなり
みねのまつ
いりひすずしき
やまかげの
すそののをだに
さなへとるなり


今はまた
皐月きぬらし
いそのかみ
ふるのあら田に
早苗とるなり
いまはまた
さつききぬらし
いそのかみ
ふるのあらたに
さなへとるなり


やまかげの
小田のしめ縄
ながき日の
くれかかるまで
とる早苗かな
やまかげの
をだのしめなは
ながきひの
くれかかるまで
とるさなへかな


今日いくか
ぬれそふ袖を
ほしやらで
おりたつ田子の
早苗とるらむ
けふいくか
ぬれそふそでを
ほしやらで
おりたつたごの
さなへとるらむ


永承六年五月殿上の根合に早苗をよめる

藤原隆資

В шестом году эйсё, на состязании по сопоставлению корней, которое проходило во дворце, о молодом рисе

Фудзивара Такасукэ
Тодо
早苗とる
手もとや昔
しのぶ摺
さなえとる
てもとやむかし
しのぶずり
Сажая ростки,
Руки, привыкшие красить ткань,
Так же проворно снуют...

刈りてほす
山田の稲は
袖ひちて
うゑし早苗と
見えずもあるかな
かりてほす
やまだのいねは
そでひちて
うゑしさなへと
みえずもあるかな
Как отличаются от нежных саженцев,
Что в землю я сажал в намокших рукавах,
Вот эти колоски,
Что собираю ныне и сушу
На горном поле!

秋の田に
なみよる稻は
山川の
水ひきかけし
早苗なりけり
あきのたに
なみよるいねは
やまかはの
みづひきかけし
さなへなりけり


御田やもり
急ぐ早苗に
同じくば
千代の數とれ
わが君の爲
みたやもり
いそぐさなへに
おなじくば
ちよのかずとれ
わがきみのため


道のべの
山田のみしめ
引きはへて
長き日月の
早苗とる也
みちのべの
やまだのみしめ
ひきはへて
ながきひつきの
さなへとるなり


早苗取る
田子の小笠を
その儘に
脱がでぞ歸る
五月雨の比
さなへとる
たごのをかさを
そのままに
ぬがでぞかへる
さみだれのころ


穗に出む
秋をけふより
數へつゝ
五百代小田に
早苗とる也
ほにいでむ
あきをけふより
かぞへつつ
いほしろをだに
さなへとるなり


新玉の
年ある御代の
秋かけて
とるや早苗に
けふも暮つゝ
あらたまの
としあるみよの
あきかけて
とるやさなへに
けふもくれつつ


ゆふかけて
今日こそ急げ
早苗取る
みと代小田の
神の宮人
ゆふかけて
けふこそいそげ
さなへとる
みとしろをだの
かみのみやひと


押しなべて
茂る野澤の
夏草に
しめ引き分けて
早苗取るなり
おしなべて
しげるのさはの
なつくさに
しめひきわけて
さなへとるなり


今日も又
浦風荒れて
湊田に
つりせぬ海士や
早苗取るらむ
けふもまた
うらかぜあれて
みなとたに
つりせぬあまや
さなへとるらむ


里遠き
山田の早苗
歸るさを
急がで取るや
いそぐなるらむ
さととほき
やまだのさなへ
かへるさを
いそがでとるや
いそぐなるらむ


五月雨の
晴るゝを隙と
小山田に
この夕暮や
早苗取るらむ
さみだれの
はるるをひまと
をやまだに
このゆふぐれや
さなへとるらむ


大荒木の
杜のうき田の
五月雨に
袖干しあへず
早苗取るなり
おほあらぎの
もりのうきたの
さみだれに
そでひしあへず
さなへとるなり


山陰や
田子の小笠を
吹く風も
すゞしき暮に
早苗取るなり
やまかげや
たごのをかさを
ふくかぜも
すずしきくれに
さなへとるなり


時を得て
ちたの村人
幾千度
取れども盡きぬ
早苗なるらむ
ときをえて
ちたのむらひと
いくちたび
とれどもつきぬ
さなへなるらむ


種蒔し
わさ田の早苗
植ゑて鳬
いつ秋風の
吹かむとすらむ
たねまきし
わさだのさなへ
うゑてけり
いつあきかぜの
ふかむとすらむ


小山田に
板井の清水
くみためて
我が門去らず
取る早苗哉
をやまだに
いたゐのしみづ
くみためて
わがかどさらず
とるさなへかな


杉立てる
外面の谷に
水おちて
早苗すゞしき
山のしたかげ
すぎたてる
そとものたにに
みづおちて
さなへすずしき
やまのしたかげ


早苗取る
同じ田面も
山かげの
暮るゝかたより
かへる里人
さなへとる
おなじたおもも
やまかげの
くるるかたより
かへるさとひと


五月雨に
猶水深き
みなと田は
急ぐ早苗も
取りぞかねぬる
さみだれに
なほみづふかき
みなとたは
いそぐさなへも
とりぞかねぬる


五月雨に
田面の早苗
水越えて
おり立ち難く
見ゆる頃かな
さみだれに
たおものさなへ
みづこえて
おりたちかたく
みゆるころかな


早苗とる
田子の浦人
この頃や
もしほもくまぬ
袖濡すらむ
さなへとる
たごのうらひと
このころや
もしほもくまぬ
そでぬらすらむ

Земледелец как дзё к бухте Таго
山水の
あるに任せて
いくばくも
つくらぬ小田の
早苗取なり
やまみづの
あるにまかせて
いくばくも
つくらぬをだの
さなへとるなり


水莖の
岡邊の小田の
村さめに
露かきわけて
早苗とるなり
みづぐきの
をかべのをだの
むらさめに
つゆかきわけて
さなへとるなり


日數のみ
ふるのわさ田の
梅雨に
ほさぬ袖にも
取る早苗哉
ひかずのみ
ふるのわさだの
さみだれに
ほさぬそでにも
とるさなへかな


時過ぎば
早苗も甚く
老ぬべし
雨にも田子は
障らざらなむ
ときすぎば
さなへもいたく
おいぬべし
あめにもたごは
さはらざらなむ


昨日こそ
早苗取りしか
何時の間に
稻葉微ぎて
秋風の吹く
きのふこそ
さなへとりしか
いつのまに
いなばそよぎて
あきかぜのふく


きのふこそ
さなへとりしか
いつのまに
いなはそよきて
秋風の吹く
きのふこそ
さなへとりしか
いつのまに
いなはそよきて
あきかせのふく
Будто только вчера
сажали на поле рассаду —
быстро время прошло,
и уж рисовые колосья
шелестят под ветром осенним…

時すきは
さなへもいたく
おいぬへみ
雨にも田子は
さはらさりけり
ときすぎば
さなへもいたく
おいぬへみ
あめにもたごは
さはらざりけり


ほとゝきす
なくなる聲を
さなへとる
てまうちおきて
あはれとそきく
ほとときす
なくなるこゑを
さなへとる
てまうちおきて
あはれとそきく

イ:てまうちやすみ
かりてほす
やまたのいねの
そてひちて
うゑしさなへと
見えもする哉
かりてほす
やまたのいねの
そてひちて
うゑしさなへと
みえもするかな


五月雨に
日も暮ぬめり
道遠み
山田のさ苗
とりもはてぬに
さみだれに
ひもくれぬめり
みちとほみ
やまだのさなへ
とりもはてぬに


ほととぎす
聲に植女の
はやされて
山田のさなへ
たゆまでぞとる
ほととぎす
こゑにうゑめの
はやされて
やまだのさなへ
たゆまでぞとる


宝治二年百首歌に、早苗をよめる

新院弁内侍



早苗を

読人しらす



宝治二年百首歌に、早苗をよめる

新院弁内侍



早苗を

読人しらす



早苗を読侍ける

従二位家隆



暮ぬとて
ちまちのさなへ
とり〳〵に
いそくもしるき
田子のもろこゑ
くれぬとて
ちまちのさなへ
とりとりに
いそくもしるき
たごのもろこゑ


さひしとは
たれかいひけん
山里を
見せはや田子の
さなへとる比
さひしとは
たれかいひけん
やまざとを
みせはやたごの
さなへとるころ


小山田に
見ゆるみとりの
一むらや
またとりわけぬ
早苗なるらん
をやまだに
みゆるみとりの
ひとむらや
またとりわけぬ
さなへなるらん


時きぬと
おりたつ田子の
手もたゆく
とるや早苗を
今いそくなり
とききぬと
おりたつたごの
てもたゆく
とるやさなへを
いまいそくなり


早苗とる
しつか小山田
ふもとまて
雲もおりたつ
五月雨の比
さなへとる
しつかをやまだ
ふもとまて
くももおりたつ
さみだれのころ


を山田に
まかする水の
浅みこそ
袖はひつらめ
さなへとるとて
をやまだに
まかするみづの
あさみこそ
そではひつらめ
さなへとるとて


時すきは
早苗もいたく
老ぬへし
あめにもたこは
さはらさらなん
ときすきは
さなへもいたく
おいぬへし
あめにもたこは
さはらさらなん


くれかゝる
山田のたこの
ぬれ衣
ほさてやあすも
さなへとるへき
くれかかる
やまだのたこの
ぬれころも
ほさてやあすも
さなへとるへき


今朝たにも
夜をこめてとれ
芹河や
たけたのさなへ
ふし立にけり
けさたにも
よをこめてとれ
あしかはや
たけたのさなへ
ふしたちにけり


松陰の
水堰き入れて
住吉の
岸のうへ田に
さなへ取るなり
まつかげの
みづせきいれて
すみよしの
きしのうへたに
さなへとるなり


みたや守
けふはさ月に
成りに鳬
急げやさ苗
老もこそすれ
みたやもり
けふはさつきに
なりにけり
いそげやさなへ
おいもこそすれ