Весна
1
Лето
41
Осень
0
Зима
0
Любовь
0
Благопожелания
0
Странствия
0
Разлука
0
Скорбь
0
Буддийское
0
Синтоистское
0
Разное
2
Иное
0
あやめ草
ひく人もなし
山しろの
とはに波こす
五月雨の頃
あやめくさ
ひくひともなし
やましろの
とはになみこす
さみだれのころ


山川の
岩にせかるゝ
音もなし
うへ越す波の
五月雨のころ
やまかはの
いはにせかるる
おともなし
うへこすなみの
さみだれのころ
На горной речке
Вода не шумит,
Разбиваясь о камни,
В пору дождей
Их совсем затопило.
Примерный перевод

池水の
みぎはも見えず
なりにけり
庭に浪こす
五月雨の頃
いけみづの
みぎはもみえず
なりにけり
にはになみこす
さみだれのころ
Края пруда
Совсем не различить
Теперь:
В сад вода разлилась
В пору летних дождей.
Примерный перевод

日數經て
浪やこすらむ
五月雨は
雲間も見えず
ふるの高橋
ひかずへて
なみやこすらむ
さみだれは
くもまもみえず
ふるのたかはし


最上川
みかさまさりて
五月雨の
暫しばかりも
晴れぬ空哉
もがみがは
みかさまさりて
さみだれの
しばしばかりも
はれぬそらかな
Нет ни просвета
Ясного на небе
В пору летних дождей.
Воды прибавилось
В реке Могами.
Примерный перевод

五月雨は
行くさき深し
いはた河
渡る瀬ごとに
水まさりつゝ
さみだれは
ゆくさきふかし
いはたかは
わたるせごとに
みづまさりつつ
В пору дождей
Глубоки переправы стали
На реке Ивата:
На всех мелководьях
Что ни день, то вода прибывает.
Примерный перевод

龍田河
みぎはの浪も
立ちそひぬ
三室の山の
五月雨のころ
たつたかは
みぎはのなみも
たちそひぬ
みむろのやまの
さみだれのころ
Даже в реке Тацута
У берега волны
Вздымаются
В пору летних дождей
На горах Мимуро.
Примерный перевод

水まさる
ふもとの河の
音そひて
猶峰ふかき
五月雨のくも
みづまさる
ふもとのかはの
おとそひて
なほみねふかき
さみだれのくも
Смешался с шумом
Полноводной реки
У подножья
Шум дождя с тёмных туч
У вершины...
Примерный перевод

天の河
まさるみかさは
知らねども
雲の浪たつ
五月雨の空
あまのかは
まさるみかさは
しらねども
くものなみたつ
さみだれのそら


うづもれし
苔の下水
音たてゝ
岩ねをこゆる
五月雨の比
うづもれし
こけのしたみづ
おとたてて
いはねをこゆる
さみだれのころ
Вода,
Обычно скрытая под мхами,
С шумом
Захлёстывает камни
В пору летних дождей.
Примерный перевод

五月雨は
みかさぞまさる
山川の
あさせしら浪
たどるばかりに
さみだれは
みかさぞまさる
やまかはの
あさせしらなみ
たどるばかりに


さみだれの
比もへぬれば
さはだ川
袖つく計
淺き瀬もなし
さみだれの
ころもへぬれば
さはだかは
そでつくばかり
あさきせもなし


五月雨に
むつ田のよどの
河柳
うれこす波や
瀧のしらいと
さみだれに
むつたのよどの
かはやなぎ
うれこすなみや
たきのしらいと


降初めて
幾日になりぬ
鈴鹿川
やそせも志らぬ
五月雨の比
ふりそめて
いくひになりぬ
すずかがは
やそせもしらぬ
さみだれのくら
С тех пор, как дождь пошёл
Уж сколько дней минуло,
На речке Судзука
Уж мелей не сыскать
В пору летних ливней.
Примерный перевод

蛙鳴く
ぬまの岩がき
浪こえて
みくさうかるゝ
五月雨の頃
かはづなく
ぬまのいはがき
なみこえて
みくさうかるる
さみだれのころ


五月雨に
こえ行く波は
葛飾や
かつみがくるゝ
まゝの繼橋
さみだれに
こえゆくなみは
かつしかや
かつみがくるる
ままのつぎはし


あすか川
ひとつ淵とや
なりぬらむ
七瀬の淀の
五月雨の頃
あすかかは
ひとつふちとや
なりぬらむ
ななせのよどの
さみだれのころ


五月雨に
きしの青柳
枝ひぢて
梢をわたる
よどのかはぶね
さみだれに
きしのあをやぎ
えだひぢて
こずゑをわたる
よどのかはぶね


流れ添ふ
山の志づくの
五月雨に
淺瀬も深き
たにがはの水
ながれそふ
やまのしづくの
さみだれに
あさせもふかき
たにがはのみづ


河やしろ
志のに波こす
梅雨に
衣ほすてふ
ひまやなからむ
かはやしろ
しのになみこす
さみだれに
ころもほすてふ
ひまやなからむ


山川や
をとそふ浪の
岩こすげ
はずゑもしたに
五月雨の比
やまかはや
をとそふなみの
いはこすげ
はずゑもしたに
さみだれのころ


まこもかる
人こそ見えね
山城の
よどのわたりの
五月雨のころ
まこもかる
ひとこそみえね
やましろの
よどのわたりの
さみだれのころ
Не видно людей,
Что срезали бы травы комо, —
В Ямасиро
На переправе Ёдо
Пора летних дождей.
Примерный перевод

うちはへて
さらす日もなし
布引の
瀧の白糸の
五月雨の比
うちはへて
さらすひもなし
ぬのびきの
たきのしらいとの
さみだれのころ


山の井も
増るみかさに
濁るらし
影さへ見えぬ
五月雨の頃
やまのゐも
まさるみかさに
にごるらし
かげさへみえぬ
さみだれのころ
И в горном колодце
Воды прибавилось,
И замутилась она,
Что даже отражения не видно
В полу летних дождей.
Примерный перевод
Пруд?..
五月雨に
流れて下る
山川の
みをの杣木は
よどむ瀬もなし
さみだれに
ながれてくだる
やまかはの
みをのそまきは
よどむせもなし
В пору летних дождей
Нет мелей таких,
Где брёвна застряли б,
Которые спускают вплавь
По горным рекам.
Примерный перевод

さみだれは
あさ沢をのの
名のみして
深くなりゆく
忘れ水かな
さみだれは
あささはをのの
なのみして
ふかくなりゆく
わすれみづかな


さみだれの
日数まされば
あすか川
さながら淵に
なりにけるかな
さみだれの
ひかずまされば
あすかかは
さながらふちに
なりにけるかな


みわたせば
すゑせきわくる
高瀬川
ひとつになりぬ
さみだれのころ
みわたせば
すゑせきわくる
たかせかは
ひとつになりぬ
さみだれのころ


ほしあへぬ
ころもへにけり
かはやしろ
しのに浪こす
さみだれのころ
ほしあへぬ
ころもへにけり
かはやしろ
しのになみこす
さみだれのころ


さみだれは
つたの細江の
みをつくし
みえぬも深き
しるしなりけり
さみだれは
つたのほそえの
みをつくし
みえぬもふかき
しるしなりけり


夏の夜は
水まさればや
あまの川
ながるる月の
影もとどめぬ
なつのよは
みづまさればや
あまのかは
ながるるつきの
かげもとどめぬ


あまの川
とほきわたりに
なりにけり
かた野のみ野の
さみだれのころ
あまのかは
とほきわたりに
なりにけり
かたののみのの
さみだれのころ


雲かゝる
ゆつきが嶽の
五月雨に
あなしの川は
水増るらし
くもかかる
ゆつきがたけの
さみだれに
あなしのかはは
みづまさるらし


降そむる
そかの河原の
五月雨に
また水あさし
ますけからなん
ふりそむる
そかのかはらの
さみだれに
またみづあさし
ますけからなん


河浪は
岸にをよひて
五月雨の
みかさに舟の
棹そみしかき
かはなみは
きしにをよひて
さみだれの
みかさにふねの
さほそみしかき


思ひ川
いかなるころの
さみたれに
せかても水の
淵と成らん
おもひかは
いかなるころの
さみたれに
せかてもみづの
ふちとなるらん


五月雨に
みかさまさりて
うきぬれは
さしてそ渡る
さのゝ舟橋
さみだれに
みかさまさりて
うきぬれは
さしてそわたる
さののふねはし


ふる川の
入江のはしは
波こえて
山もとめくる
五月雨の比
ふるかはの
いりえのはしは
なみこえて
やまもとめくる
さみだれのころ


山川の
みかさまされる
春風に
谷のこほりは
とけにけらしも
やまかはの
みかさまされる
はるかぜに
たにのこほりは
とけにけらしも


水まさる
夏箕の川の
音はして
山陰くらき
五月雨の比
みづまさる
なつみのかはの
おとはして
やまかげくらき
さみだれのころ


あすか川
浅き瀬もなき
五月雨に
あた波たてゝ
いくかへぬらん
あすかかは
あさきせもなき
さみだれに
あたなみたてて
いくかへぬらん


おち滝つ
水のみかさの
山川も
をとさやかなる
五月雨の比
おちたきつ
みづのみかさの
やまかはも
をとさやかなる
さみだれのころ


五月雨に
山の雫も
落そひて
岩波たかし
谷川の水
さみだれに
やまのしずくも
おちそひて
いはなみたかし
たにかはのみづ


夏の夜は
水や勝れる
天の河
流るる月の
影もとどめぬ
なつのよは
みづやまされる
あまのかは
ながるるつきの
かげもとどめぬ