Весна
13
Лето
10
Осень
24
Зима
6
Любовь
72
Благопожелания
1
Странствия
7
Разлука
1
Скорбь
0
Буддийское
0
Синтоистское
1
Разное
60
Иное
0
芦の屋は
住むあまやなき
月影に
漕ぎ出でゝ見る
灘の友舟
あしのやは
すむあまやなき
つきかげに
こぎいでてみる
なだのともふね


打麻乎
麻續王
白水郎有哉
射等篭荷四間乃
珠藻苅麻須
うちそを
をみのおほきみ
あまなれや
いらごのしまの
たまもかります
О конопля, что треплют!
Бедный принц мой Оми,
Да разве ты простой рыбак,
Чтоб жить на Ираго — на острове далеком
И жемчуг — водоросли на море срезать?
* В песне говорится об одном из очень распространенных занятий среди рыбаков — собирании водорослей, которые употреблялись в пищу.
空蝉之
命乎惜美
浪尓所濕
伊良虞能嶋之
玉藻苅食
うつせみの
いのちををしみ
なみにぬれ
いらごのしまの
たまもかりはむ
За жизнь непрочную и жалкую
Цепляясь,
Весь вымокший в волнах у Ираго,
Кормиться буду я теперь, срезая
Лишь жемчуг — водоросли возле берегов!
* Принц Оми, говоря в своей песне, что будет кормиться, собирая водоросли, подчеркивает этим, что обречен на существование простого рыбака (см. п. 23).

五月雨に
いせをの海士の
藻汐草
ほさでも頓て
朽ぬべき哉
さみだれに
いせをのあまの
もしほくさ
ほさでもやがて
くちぬべきかな
В пору летних дождей
Водоросли, что собирают
Рыбаки из Исэ,
Должно быть, не сохнут никак,
Лишь портятся только...
Примерный перевод

鈴鹿山
伊勢をの海士の
すて衣
汐馴れたりと
人やみるらむ
すずかやま
いせをのあまの
すてころも
しほなれたりと
ひとやみるらむ


しほたるる
いせをのあまや
われならん
さらはみるめを
かるよしもかな
しほたるる
いせをのあまや
われならむ
さらはみるめを
かるよしもかな


しほたるる
いせをのあまの
袖たにも
ほすなるひまは
ありとこそきけ
しほたるる
いせをのあまの
そてたにも
ほすなるひまは
ありとこそきけ


心なき
伊勢をの蜑も
しほ風の
身にしむよりや
秋を知らん
こころなき
いせをのあまも
しほかぜの
みにしむよりや
あきをしるらん


ぬししらぬ
いせをの蜑の
すて衣
秋なりけりと
浪やうつらん
ぬししらぬ
いせをのあまの
すてころも
あきなりけりと
なみやうつらん
То что ль,
Бесхозная одежда
Рыбака из Исэ, —
С приходом осени
Её бьют волны...
Примерный перевод

すまのあまの
しほやくけぶり
春くれば
空に霞の
なをやたつらむ
すまのあまの
しほやくけぶり
はるくれば
そらにかすみの
なをやたつらむ


五月雨に
烟たえても
海士人の
なほ汐たるゝ
袖のうらなみ
さみだれに
けぶりたえても
あまひとの
なほしほたるる
そでのうらなみ


松島や
小島の磯に
あさりせし
あまの袖社
かくはぬれしか
まつしまや
こじまのいそに
あさりせし
あまのそでこそ
かくはぬれしか


須磨の蜑の
潮垂衣
朽ちぬ間や
間遠ながらも
重ねきつらむ
すまのあまの
しほたれころも
くちぬまや
まとほながらも
かさねきつらむ


海士の住む
里の烟の
志るべだに
我にはよその
浦風ぞ吹く
あまのすむ
さとのけぶりの
しるべだに
われにはよその
うらかぜぞふく


蜑の住む
里の烟は
絶えにしを
つらき導べの
なに殘るらむ
あまのすむ
さとのけぶりは
たえにしを
つらきしるべの
なにのこるらむ


須磨のあまの
鹽燒衣
恨み侘び
猶も間どほに
濡るゝ袖かな
すまのあまの
しほやくころも
うらみわび
なほもまどほに
ぬるるそでかな


須磨の浦の
なぎたる朝は
目もはるに
霞にまがふ
海人の釣舟
すまのうらの
なぎたるあさは
めもはるに
かすみにまがふ
あまのつりぶね
В бухте Сума —
Тихое утро,
И повсюду, насколько хватает глаз,
Блуждают в осеннем тумане
Рыбачьи челны...

今日も又
浦風荒れて
湊田に
つりせぬ海士や
早苗取るらむ
けふもまた
うらかぜあれて
みなとたに
つりせぬあまや
さなへとるらむ


心から
おりたつ田子の
あまごろも
ほさぬうらみも
人にかこつな
こころから
おりたつたごの
あまごろも
ほさぬうらみも
ひとにかこつな
По собственной воле
вошли рыбаки в воды Таго,
рыбацкое платье
никак не просохнет, но
о бедах своих нельзя говорить.

田子の蜑の
宿まで埋む
富士のねの
雪も一つに
冬はきに鳬
たごのあまの
やどまでうずむ
ふじのねの
ゆきもひとつに
ふゆはきにけり
У рыбаков в Таго
Дома даже замело,
И на вершине Фудзи
Тоже снег, одновременно
Пришла зима.
Примерный перевод

なにはかた
おふるたまもを
かりそめの
あまとそわれは
なりぬへらなる
なにはかた
おふるたまもを
かりそめの
あまとそわれは
なりぬへらなる


なにはかた
おふるたまもを
かりそめの
あまとそ我は
なりぬへらなる
なにはかた
おふるたまもを
かりそめの
あまとそわれは
なりぬへらなる
Мнится мне иногда,
что где-то у берега моря
в бухте Нанива, в Цу,
собираю морские травы
вместе с бедными рыбаками…

たまかつく
蜑ならねとも
わたつうみの
そこひもしらす
思ひ入るかな
たまかつく
あまならねとも
わたつうみの
そこひもしらす
おもひいるかな


伊勢の海
はるかにかすむ
浪間より
天の原なる
あまの釣舟
いせのうみ
はるかにかすむ
なみまより
あまのはらなる
あまのつりぶね
В море Исэ
Вдали меж волн,
Затянутых дымкой,
На равнине небесной
Рыбачье судно.
Примерный перевод

すまの蟹の
しほたれ衣
かさねても
まどをにしあれば
ぬるゝ袖哉
すまのかにの
しほたれころも
かさねても
まどをにしあれば
ぬるるそでかな


たえはてば
いかゞはすまの
あま衣
まとをなりとて
さのみ恨じ
たえはてば
いかがはすまの
あまころも
まとをなりとて
さのみうらみじ


五月まつ
なにはの浦の
時鳥
海士のたくなは
くり返し鳴け
さつきまつ
なにはのうらの
ほととぎす
あまのたくなは
くりかへしなけ


芦のやの
蜑のなはたく
漁火の
それかとばかり
飛ぶ螢かな
あしのやの
あまのなはたく
いざりびの
それかとばかり
とぶほたるかな


みるめなき
恨は猶や
まさるらん
蜑のすさびの
とはずかたりに
みるめなき
うらみはなほや
まさるらん
あまのすさびの
とはずかたりに


中空に
思やけなん
海士のすむ
さとのしるべの
けぶりくらベは
なかそらに
おもひやけなん
あまのすむ
さとのしるべの
けぶりくらベは


いかにせん
蜑のもしほ木
こりずまの
恨ても猶
もゆる思を
いかにせん
あまのもしほき
こりずまの
うらみてもなほ
もゆるおもひを


すまの蟹の
しほやき衣
まとをにも
かさねし程は
恨やはせし
すまのかにの
しほやきころも
まとをにも
かさねしほどは
うらみやはせし


沖つ風
夜寒になれや
田子の浦の
海人の藻塩火
焚きまさるらむ
おきつかぜ
よさむになれや
たごのうらの
あまのもしほび
たきまさるらむ
Близится полночь,
И ветер холодный с моря подул:
Недаром в бухте Тага
Ярче стало гореть
Пламя рыбацких костров.
Таго?
松島や
をじまが崎の
夕霞
たなびきわたせ
あまのたくなは
まつしまや
をじまがさきの
ゆふかすみ
たなびきわたせ
あまのたくなは


里のあまの
しほなれ衣
忍べとて
からき別の
かたみにぞやる
さとのあまの
しほなれころも
しのべとて
からきわかれの
かたみにぞやる


長居する
蜑のしわざと
見るからに
袖の裏にも
みつ涙かな
ながゐする
あまのしわざと
みるからに
そでのうらにも
みつなみだかな


朝倉や
ただいたづらに
帰すにも
釣りする蜑の
音をのみぞ泣く
あさくらや
ただいたづらに
かへすにも
つりするあまの
ねをのみぞなく


かの岸に
漕ぎ離れたる
あまなれば
おしてつくべき
浦も持たらず
かのきしに
こぎはなれたる
あまなれば
おしてつくべき
うらも持たらず


よひのまは
磯の浪分
こぐ舟の
おきに出たる
蜑のいさり火
よひのまは
いそのなみわけ
こぐふねの
おきにいでたる
あまのいさりひ


みつしほの
からかの島に
玉藻かる
あままもみえぬ
さみだれのころ
みつしほの
からかのしまに
たまもかる
あままもみえぬ
さみだれのころ


しほれたる
衣なきせそ
おほうみの
蜑の袖かと
人もこそみれ
しほれたる
ころもなきせそ
おほうみの
あまのそでかと
ひともこそみれ


津の國の
難波もしらぬ
世の中に
いかでかあまの
袖ぬらすらん
つのくにの
なにはもしらぬ
よのなかに
いかでかあまの
そでぬらすらん


たちなれぬ
衣のうらや
春雨に
はじめてあまの
袖ぬらす覽
たちなれぬ
ころものうらや
はるさめに
はじめてあまの
そでぬらすらん


伊勢の海に
あまのとるてふ
忘貝
わすれにけらし
君もきまさす
いせのうみに
あまのとるてふ
わすれかひ
わすれにけらし
きみもきまさす


うき名のみ
をしまのあまの
ぬれ衣
ぬるとないひそ
朽ははつとも
うきなのみ
をしまのあまの
ぬれころも
ぬるとないひそ
くちははつとも


うき名のみ
をしまのあまに
身をかへて
いかにうらみん
人の心を
うきなのみ
をしまのあまに
みをかへて
いかにうらみん
ひとのこころを


思ひやれ
ほす方もなき
五月雨に
うきめかりつむ
あまの笘屋を
おもひやれ
ほすかたもなき
さみだれに
うきめかりつむ
あまのとまやを


わかの浦の
よものもくつを
かき置て
あまのしわさの
程やしられん
わかのうらの
よものもくつを
かきおきて
あまのしわさの
ほどやしられん

*1わかの浦やイ
里のあまの
焼すさひたる
もしほ草
又かきつめて
煙立つる
さとのあまの
やきすさひたる
もしほくさ
またかきつめて
けぶりたちつる


里のあまの
たくもの煙
心せよ
月のてしほの
空晴にけり
さとのあまの
たくものけぶり
こころせよ
つきのてしほの
そらはれにけり


よとゝもに
くゆるもくるし
名にたてる
あはての浦の
あまの灯
よとともに
くゆるもくるし
なにたてる
あはてのうらの
あまのともしび


明石かた
うらち晴ゆく
朝なきに
霧にこきいる
あまの釣舟
あかしかた
うらちはれゆく
あさなきに
きりにこきいる
あまのつりぶね


とまりする
一夜の契り
漕別れ
をのかさま〳〵
いつる船人
とまりする
ひとよのちぎり
こぎわかれ
をのかさまざま
いづるふなびと


難波かた
風のとかなる
夕なきに
煙なひかぬ
あまのもしほ火
なにはかた
かぜのとかなる
ゆふなきに
けぶりなひかぬ
あまのもしほひ


須磨の浦の
とまやもしらぬ
夕霧に
たえ〳〵照す
海士のいさり火
すまのうらの
とまやもしらぬ
ゆふぎりに
たえだえてらす
あまのいさりひ


塩かまの
浦のけふりは
絶にけり
月見んとての
海士のしわさに
しほかまの
うらのけふりは
たえにけり
つきみんとての
あまのしわさに


須磨のあまの
しほたれ衣
ほしやらて
さなからやとす
秋の夜の月
すまのあまの
しほたれころも
ほしやらて
さなからやとす
あきのよのつき


里のあまの
浪かけ衣
よるさへや
月にも秋は
もしほたるらん
さとのあまの
なみかけころも
よるさへや
つきにもあきは
もしほたるらん


難波かた
あまのたくなは
なかしとも
思ひそはてぬ
秋の夜の月
なにはかた
あまのたくなは
なかしとも
おもひそはてぬ
あきのよのつき


明石かた
海士のとまやの
煙にも
しはしそくもる
秋のよの月
あかしかた
あまのとまやの
けぶりにも
しはしそくもる
あきのよのつき


難波江や
あまのたくなは
ほしわひて
けふりてしめる
五月雨の比
なにはえや
あまのたくなは
ほしわひて
けふりてしめる
さみだれのころ

*4けふりにしめるイ
このまより
みゆるは谷の
蛍かも
いさりにあまの
海へ行かも
このまより
みゆるはたにの
ほたるかも
いさりにあまの
うみへゆくかも


にほの海や
秋の夜わたる
あまを舟
月にのりてや
浦つたふらん
にほのうみや
あきのよわたる
あまをふね
つきにのりてや
うらつたふらん


梓弓
いちしの浦の
春の月
海士のたくなは
よるも引くなり
あづさゆみ
いちしのうらの
はるのつき
あまのたくなは
よるもひくなり


伊勢しまや
いちしのうらの
あまたにも
かつかぬ袖は
ぬるるものかは
いせしまや
いちしのうらの
あまたにも
かつかぬそては
ぬるるものかは


あまを舟
さしてみちくる
夕塩の
いやましになく
友千鳥かな
あまをふね
さしてみちくる
ゆふしほの
いやましになく
ともちとりかな


あまの住む
その里の名も
しら波の
寄するなぎさに
宿や借らまし
あまのすむ
そのさとのなも
しらなみの
よするなぎさに
やどやからまし
Там, где живут рыбаки,
имени деревни своей не зная,
где белые волны
набегают на взморье,
смогу ль отыскать я ночлег?
*しらなみ="белые волны", и "из-за того, что не знаем"?
たよりある
風もやふくと
まつしまに
よせて久しき
あまのはし舟
たよりある
かぜもやふくと
まつしまに
よせてひさしき
あまのはしふね


便りある
風もや吹くと
松島に
寄せて久しき
海人のはし舟
たよりある
かぜもやふくと
まつしまに
よせてひさしき
あまのはしぶね

玉葉集恋一
我恋は
いせおのあまの
かりてほす
みるめはかりを
契なれとや
わがこひは
いせおのあまの
かりてほす
みるめはかりを
ちぎりなれとや


須まのあまの
塩たれ衣
波かけて
よるこそ袖も
ぬれまさりけれ
すまのあまの
しほたれころも
なみかけて
よるこそそでも
ぬれまさりけれ


須磨の蜑の
潮たれ衣
浪かけて
よるこそ袖も
濡れ増りけれ
すまのあまの
しほたれころも
なみかけて
よるこそそでも
ぬれまさりけれ


こち風に
なひきもはてぬ
あま舟の
身をうらみつゝ
こかれてそふる
こちかぜに
なひきもはてぬ
あまふねの
みをうらみつつ
こかれてそふる


哀なり
蜑のまてがた
暇なみ
誰れもさてこそ
世は盡せども
あはれなり
あまのまてがた
いとまなみ
たれもさてこそ
よはつくせども


難波かた
波のたよりは
はるかにて
塩干にとまる
あまの捨舟
なにはかた
なみのたよりは
はるかにて
しほひにとまる
あまのすてふね


さそはるゝ
波のゆきゝに
年もへぬ
あまのなかせる
浦の捨舟
さそはるる
なみのゆききに
としもへぬ
あまのなかせる
うらのすてふね


くるゝまに
すゝき釣らし
夕塩の
ひかたのうらに
あまの袖みゆ
くるるまに
すすきつるらし
ゆふしほの
ひかたのうらに
あまのそでみゆ


明石かた
波路はるかに
成まゝに
人こそみえね
海士の釣舟
あかしかた
なみぢはるかに
なるままに
ひとこそみえね
あまのつりぶね


風をいたみ
奥つ白波
高からし
あまの釣舟
はまにかへりぬ
かぜをいたみ
おくつしらなみ
たかからし
あまのつりぶね
はまにかへりぬ


風乎疾
奥津白波
高有之
海人釣船
濱眷奴
かぜをいたみ
おきつしらなみ
たかからし
あまのつりぶね
はまにかへりぬ
Так силен ветер…
Верно, в море
Высоко встала белая волна.
Рыбацкие челны на взморье
Все возвратились снова к берегам.

夕塩の
さすにまかせて
湊江の
あしまにうかふ
あまのすて舟
ゆふしほの
さすにまかせて
みなとえの
あしまにうかふ
あまのすてふね


武庫の浦の
とまりなるらし
いさりする
あまの釣舟
波まよりみゆ
むこのうらの
とまりなるらし
いさりする
あまのつりぶね
なみまよりみゆ


けさみれは
あまの小舟も
かよふ也
塩みつ浦は
こほらさるらし
けさみれは
あまのをぶねも
かよふなり
しほみつうらは
こほらさるらし


いにしへの
あまの住けん
いせの海も
かゝるなきさは
あらしとそ思ふ
いにしへの
あまのすみけん
いせのうみも
かかるなきさは
あらしとそおもふ


いかにせん
こえゆく波の
したにのみ
しつみはてぬる
あまの捨舟
いかにせん
こえゆくなみの
したにのみ
しつみはてぬる
あまのすてふね


伊勢の海の
あまのうけなは
うけかたき
此身を又は
しつめすもかな
いせのうみの
あまのうけなは
うけかたき
このみをまたは
しつめすもかな


浦にすむ
あまのぬれ衣
ほしわひぬ
さのみなかけそ
奥つ白波
うらにすむ
あまのぬれきぬ
ほしわひぬ
さのみなかけそ
おきつしらなみ


松島や
あまの笘やの
夕くれに
しほ風さむみ
衣うつなり
まつしまや
あまのとまやの
ゆふくれに
しほかぜさむみ
ころもうつなり


塩風の
吹こすあまの
とまひさし
したに思ひの
くゆる比哉
しほかぜの
ふきこすあまの
とまひさし
したにおもひの
くゆるころかな


伊勢島や
海士のたく火の
ほのかにも
みぬ人故に
身をこかすかな
いせしまや
あまのたくひの
ほのかにも
みぬひとゆゑに
みをこかすかな


いたつらに
あまの漁火
たくなはの
くるしき程を
知人もなし
いたつらに
あまのいざりび
たくなはの
くるしきほどを
しるひともなし


まれにたに
みぬめの浦の
蜑小舟
いかなる風に
よるへさためん
まれにたに
みぬめのうらの
あまをぶね
いかなるかぜに
よるへさためん


うけひかぬ
あまのを舟の
つなてなは
たゆとてなにか
くるしかるへき
うけひかぬ
あまのをふねの
つなてなは
たゆとてなにか
くるしかるへき


海士を舟
よる方もなし
涙川
袖のみなとは
なのみさはけと
あまをふね
よるかたもなし
なみだかは
そでのみなとは
なのみさはけと


ほしわひぬ
あまのかるもに
塩たれて
我からかゝる
袖のうら波
ほしわひぬ
あまのかるもに
しほたれて
われからかかる
そでのうらなみ


ほし侘びぬ
蜑の刈藻に
鹽たれて
我から濡るゝ
袖のうら浪
ほしわびぬ
あまのかりもに
しほたれて
われからぬるる
そでのうらなみ


いさりする
よさのあま人
こよひさへ
逢ことなみに
袖ぬらせとや
いさりする
よさのあまひと
こよひさへ
あふことなみに
そでぬらせとや


よとゝもに
あはれしほるゝ
袂かな
しかまの海士の
袖もからぬを
よとともに
あはれしほるる
たもとかな
しかまのあまの
そでもからぬを

*5袖もからぬにイ
玉もかる
いらこの海士も
我ことや
かはくまなくて
袖はぬるらん
たまもかる
いらこのあまも
われことや
かはくまなくて
そではぬるらん


いかにせん
あまのもしほ火
たえす立
煙によはる
浦風もなし
いかにせん
あまのもしほひ
たえすたつ
けぶりによはる
うらかぜもなし


尋はや
煙を何に
まかふらん
忍ふの浦の
あまのもしほ火
たづねはや
けぶりをなにに
まかふらん
しのふのうらの
あまのもしほひ


松島や
あまのもしほ木
それならて
こりぬ思ひに
立けふりかな
まつしまや
あまのもしほき
それならて
こりぬおもひに
たつけふりかな


あまのたく
もしほの煙
我かたに
なひかぬ恋の
身をこかすかな
あまのたく
もしほのけぶり
わがかたに
なひかぬこひの
みをこかすかな

*4なひかぬ恋にイ
みるめなき
しかつの海士の
漁舟
君をはよそに
こかれてそふる
みるめなき
しかつのあまの
いざりふね
きみをはよそに
こかれてそふる

*5こかれてそ思イ
かつきする
あまのむすへる
たくなはの
くるとはすれと
とけぬ君哉
かつきする
あまのむすへる
たくなはの
くるとはすれと
とけぬきみかな


白浪に
秋のこのはの
うかへるを
あまのなかせる
舟かとそ見る
しらなみに
あきのこのはの
うかへるを
あまのなかせる
ふねかとそみる
Белопенной волной
подхвачены алые листья —
представляется мне,
будто это лодки рыбачьи
проплывают неторопливо…

袖ぬれて
あまのかりほす
わたつうみの
見るをあふにて
やまむとやする
そでぬれて
あまのかりほす
わたつうみの
みるをあふにて
やまむとやする
И как сосна морская,
с промокшим платьем рыбаки —
которую жнут, сушат, —
за то свидание приняв,
на том остановиться хочешь?

荒栲
藤江之浦尓
鈴木釣
泉郎跡香将見
旅去吾乎
あらたへの
ふぢえのうらに
すずきつる
あまとかみらむ
たびゆくわれを
“То не рыбак ли удит рыбу
В заливе Фудзиэ,
Где ловят судаков?” —
Подумают, наверно, нынче люди,
Смотря, как я кружу у этих берегов…

網引為
海子哉見
飽浦
清荒礒
見来吾
あびきする
あまとかみらむ
あくのうらの
きよきありそを
みにこしわれを
“Не рыбак ли то ловит здесь рыбу сетями?” —
Верно, думают люди, смотря на меня,
Что явился сюда любоваться пустынным
Чистым берегом этим
В бухте Акуура.
* Песня странника.
三名部乃浦
塩莫満
鹿嶋在
釣為海人乎
見變来六
みなべのうら
しほなみちそね
かしまなる
つりするあまを
みてかへりこむ
На берега залива Минабэ
Ты не нахлынь, прошу тебя, прилив,
Лишь полюбуюсь я на дальних рыбаков,
Что ловят рыбу там, где остров Касима,
И вновь вернусь немедленно назад!

能登海尓
釣為海部之
射去火之
光尓伊徃
月待香光
のとのうみに
つりするあまの
いざりひの
ひかりにいませ
つきまちがてり
Рыбаки, что ловят рыбу
В море в Ното,
Разжигают яркие костры.
На огонь их я плыву нетерпеливо,
Ожидая выхода луны.

思可能宇良尓
伊射里須流安麻
伊敝<妣>等能
麻知古布良牟尓
安可思都流宇乎
しかのうらに
いざりするあま
いへびとの
まちこふらむに
あかしつるうを
Рыбаков, что здесь заняты ловлей на море
В дальней бухте Сика,
Верно, дома с тревогою ждут,
Вспоминая с тоскою о них и с любовью.
Но напрасно: они ловят рыбу всю ночь до утра!..
* Автор не указан.
奈呉能安麻能
都里須流布祢波
伊麻許曽婆
敷奈太那宇知氐
安倍弖許藝泥米
なごのあまの
つりするふねは
いまこそば
ふなだなうちて
あへてこぎでめ
Вот челн рыбачий, на котором ловят рыбу
Обычно рыбаки, живущие в Наго.
Как раз теперь
Там ударяют в доску
И собираются отважно в путь!
* “Ударяют в доску…” — знак к отплытию.
東風
伊多久布久良之
奈呉乃安麻能
都利須流乎夫祢
許藝可久流見由
あゆのかぜ
いたくふくらし
なごのあまの
つりするをぶね
こぎかくるみゆ
Восточный ветер,
Верно, сильно дует:
Мне видно, как челны отважных рыбаков,
Которые в Наго ловили рыбу,
Внезапно скрылись в сумрачной дали…

白栲乃
藤江能浦尓
伊射利為流
しろたへの
ふぢへのうらに
いざりする
Ткани белые ткут из растения фудзи…
В Фудзиэ — славной бухте,
[Смотря на меня,
Люди думают:]
“Верно, рыбак ловит рыбу на взморье”,—
См. п. 3607
阿佐<里><須流>
阿末能古等母等
比得波伊倍騰
美流尓之良延奴
有麻必等能古等
あさりする
あまのこどもと
ひとはいへど
みるにしらえぬ
うまひとのこと
Хоть вы и говорили мне:
Мы — дети рыбака простого,
Что рыбу удит для себя в реке,
Но, поглядев на вас, я понял сразу:
Из рода знатного я встретил дочерей!

わたつ海の
深きに沈む
いさりせで
保つかひある
法をもとめよ
わたつうみの
ふかきにしずむ
いさりせで
たもつかひある
のりをもとめよ
Не ныряй глубоко
В океан,
Когда ловишь рыбу.
Собирай раковины
И блюди Закон!

すまの蜑の
浦こぐ船の
跡もなく
見ぬ人こふる
我や何なる
すまのあまの
うらこぐふねの
あともなく
みぬひとこふる
われやなになる


磯菜つむ
蜑の志るべを
尋ねつゝ
君をみるめに
うく涙かな
いそなつむ
あまのしるべを
たづねつつ
きみをみるめに
うくなみだかな


あまのすむ
浦漕ぐ舟の
舵をなみ
よをうみ渡る
我ぞ悲しき
あまのすむ
うらこぐふねの
かぢをなみ
よをうみわたる
われぞかなしき


わたのはら
やそしまかけて
こきいてぬと
人にはつけよ
あまのつり舟
わたのはら
やそしまかけて
こきいてぬと
ひとにはつけよ
あまのつりふね
О рыбачья ладья!
Доставь поскорее посланье —
пусть узнают друзья,
что бескрайней равниной моря
я плыву к островам далёким…
Взято в антологию Огура хякунин иссю, 11.
みるめ刈る
かたやいづくぞ
竿さして
我に教へよ
海人の釣舟
みるめかる
かたやいづくぞ
さほさして
われにおしへよ
あまのつりぶね
Рыбак, ты, знаю, мне укажешь,
Где водоросли дивные растут.
А кто подскажет,
Как добиться
Свидания в любви?

さしてゆく
かたは湊の
波高み
うらみてかへる
海人の釣舟
さしてゆく
かたはみなとの
なみたかみ
うらみてかへる
あまのつりぶね
Шестом отталкиваясь,
Направлялся в гавань рыбачий челн,
Но высоко вздымались волны, и рыбак,
Лишь на берег взглянув, будто с упреком,
Назад вернулся...

ながめよと
思はでしもや
帰るらむ
月まつ波の
海人の釣舟
ながめよと
おもはでしもや
かへるらむ
つきまつなみの
あまのつりぶね
Качаясь на волнах,
Рыбацкие челны спешат с уловом.
Ах, неужели же не будут ждать,
Как я,
Рассветную луну?

海人小舟
とま吹きかへす
浦風に
ひとり明石の
月をこそ見れ
あまをぶね
とまふきかへす
うらかぜに
ひとりあかしの
つきをこそみれ
В челне, под навесом плетеным,
Что ветер едва не сорвал,
Один
Любовался луной
На рассвете...

和歌の浦を
松の葉ごしに
ながむれば
梢に寄する
海人の釣舟
わかのうらを
まつのはごしに
ながむれば
こずゑによする
あまのつりぶね
Через кроны сосен
Смотрю на бухту Вака,
И кажется,
Будто к самым вершинам
Подплывают рыбачьи челны.

たよりあらは
あまのつり舟
ことつてむ
人をみるめに
もとめわひぬる
たよりあらは
あまのつりふね
ことつてむ
ひとをみるめに
もとめわひぬる


いはおろす
かたこそなけれ
いせの海の
しほせにかかる
あまのつり舟
いはおろす
かたこそなけれ
いせのうみの
しほせにかかる
あまのつりふね


はるはると
おまへのおきを
みわたせは
くもゐにまかふ
あまのつり舟
はるはると
おまへのおきを
みわたせは
くもゐにまかふ
あまのつりふね


なにはかた
しほちはるかに
みわたせは
霞にうかふ
おきのつり舟
なにはかた
しほちはるかに
みわたせは
かすみにうかふ
おきのつりふね


ときしらぬ
谷のむもれ木
くちはてて
むかしの春の
恋しさに
なにのあやめも
わかすのみ
かはらぬ月の
かけみても
しくれにぬるる
袖のうらに
しほたれまさる
あまころも
あはれをかけて
とふ人も
なみにたたよふ
つり舟の
こきはなれにし
世なれとも
君に心を
かけしより
しけきうれへも
わすれくさ
わすれかほにて
すみのえの
松のちとせの
はるはると
こすゑはるかに
さかゆへき
ときはのかけを
たのむにも
なくさのはまの
なくさみて
ふるのやしろの
そのかみに
色ふかからて
わすれにし
もみちのしたは
のこるやと
おいその杜に
たつぬれと
いまはあらしに
たくひつつ
しもかれかれに
おとろへて
かきあつめたる
水くきに
あさき心の
かくれなく
なかれての名を
をし鳥の
うきためしにや
ならんとすらん
ときしらぬ
たにのうもれき
くちはてて
むかしのはるの
こひしさに
なにのあやめも
わかすのみ
かはらぬつきの
かけみても
しくれにぬるる
そてのうらに
しほたれまさる
あまころも
あはれをかけて
とふひとも
なみにたたよふ
つりふねの
こきはなれにし
よなれとも
きみにこころを
かけしより
しけきうれへも
わすれくさ
わすれかほにて
すみのえの
まつのちとせの
はるはると
こすゑはるかに
さかゆへき
ときはのかけを
たのむにも
なくさのはまの
なくさみて
ふるのやしろの
そのかみに
いろふかからて
わすれにし
もみちのしたは
のこるやと
おいそのもりに
たつぬれと
いまはあらしに
たくひつつ
しもかれかれに
おとろへて
かきあつめたる
みつくきに
あさきこころの
かくれなく
なかれてのなを
をしとりの
うきためしにや
ならむとすらむ


水もなく
舟もかよはぬ
このしまに
いかてかあまの
なまめかるらん
みつもなく
ふねもかよはぬ
このしまに
いかてかあまの
なまめかるらむ


もかり舟
今そなきさに
きよすなる
みきはのたつの
こゑさわくなり
もかりふね
いまそなきさに
きよすなる
みきはのたつの
こゑさわくなり
Челн рыбака,
Что водоросли жнёт,
Подходит, видно, к берегу:
На взморье громко
Закричали журавли.
Перевод: Девять ступеней вака. Японские поэты об искусстве поэзии., М.:Наука, серия “Литературные памятники”, 2006
わたつ海は
あまの舟こそ
ありときけ
のりたかへても
こきいてたるかな
わたつうみは
あまのふねこそ
ありときけ
のりたかへても
こきいてたるかな


みなといつる
あまのを舟の
いかりなは
くるしき物と
こひをしりぬる
みなといつる
あまのをふねの
いかりなは
くるしきものと
こひをしりぬる


玉江こく
こもかり舟の
さしはへて
浪まもあらは
よらむとそ思ふ
たまえこく
こもかりふねの
さしはへて
なみまもあらは
よらむとそおもふ


風をいたみ
おもはぬ方に
とまりする
あまのを舟も
かくやわふらん
かせをいたみ
おもはぬかたに
とまりする
あまのをふねも
かくやわふらむ


小舟さし
わたのはらから
知べせよ
何れか蜑の
玉藻かる浦
をぶねさし
わたのはらから
しるべせよ
いづれかあまの
たまもかるうら


忍ぶれど
かひも渚の
あま小舟
浪のかけても
いまは恨みじ
しのぶれど
かひもなぎさの
あまをぶね
なみのかけても
いまはうらみじ


憂身をし
渡すときけば
蜑小舟
のりに心を
かけぬ日ぞなき
うきみをし
わたすときけば
あまをぶね
のりにこころを
かけぬひぞなき


わたの原
やそ志ま白く
ふる雪の
あまぎる浪に
まがふ釣舟
わたのはら
やそしましらく
ふるゆきの
あまぎるなみに
まがふつりぶね


漕ぎかへる
袖の湊の
あま小舟
里の志るべを
誰かをしへし
こぎかへる
そでのみなとの
あまをぶね
さとのしるべを
たれかをしへし


あま小舟
はつかの月の
山の端に
いざよふ迄も
見えぬ君哉
あまをぶね
はつかのつきの
やまのはに
いざよふまでも
みえぬきみかな


藻刈舟
沖漕來らし
妹がしま
かたみの浦に
たづかけるみゆ
もかりふね
おきこぎくらし
いもがしま
かたみのうらに
たづかけるみゆ


いかにして
思ふ方には
通ふらむ
風に志たがふ
あまの釣舟
いかにして
おもふかたには
かよふらむ
かぜにしたがふ
あまのつりぶね


くれぬとて
我がすむ方に
歸るなり
あしやの沖の
蜑の釣舟
くれぬとて
わがすむかたに
かへるなり
あしやのおきの
あまのつりぶね


漕ぎいづる
沖つ波まの
海士小舟
恨みし程に
遠ざかりつゝ
こぎいづる
おきつなみまの
あまをぶね
うらみしほどに
とほざかりつつ


よしさらば
我とはさゝじ
海士小舟
導く汐の
波にまかせて
よしさらば
われとはささじ
あまをぶね
みちばくしほの
なみにまかせて


昨日けふ
芦間の小舟
さはりきて
あすを逢ふ夜と
又契る哉
きのふけふ
あしまのをぶね
さはりきて
あすをあふよと
またちぎるかな


逢ふ事も
今はかたみの
うら波に
遠ざかりゆく
海士の釣舟
あふことも
いまはかたみの
うらなみに
とほざかりゆく
あまのつりぶね


あま小舟
今や出づらむ
大島の
なだの潮風
ふきすさぶなり
あまをぶね
いまやいづらむ
おほしまの
なだのしほかぜ
ふきすさぶなり


難波潟
浦さびしさは
秋霧の
たえ間に見ゆる
あまのつり舟
なにはかた
うらさびしさは
あききりの
たえまにみゆる
あまのつりふね


津の國の
難波の里の
浦ちかみ
まがきを出づる
あまの釣舟
つのくにの
なにはのさとの
うらちかみ
まがきをいづる
あまのつりぶね


荒磯の
松の陰なる
海士小舟
つなぎながらぞ
浪にたゞよふ
あらいその
まつのかげなる
あまをぶね
つなぎながらぞ
なみにただよふ


にほの海や
霞みて遠き
朝あけに
行く方見えぬ
海士の釣舟
にほのうみや
かすみてとほき
あさあけに
ゆくかたみえぬ
あまのつりぶね


漕ぎ出づる
程も浪ぢに
數消えぬ
追風はやき
うらのつり舟
こぎいづる
ほどもなみぢに
かずきえぬ
おひかぜはやき
うらのつりふね


和歌の浦に
身ぞうき波の
蜑小舟
流石かさなる
跡な忘れそ
わかのうらに
みぞうきなみの
あまをぶね
さすがかさなる
あとなわすれそ


異浦に
くちて捨てたる
蜑小舟
我が方にひく
波もありけり
ことうらに
くちてすてたる
あまをぶね
わがかたにひく
なみもありけり


久方の
あまの岩舟
漕ぎよせし
神代のうらや
今のみあれ野
ひさかたの
あまのいはふね
こぎよせし
かみよのうらや
いまのみあれの


大淀の
浦よりをちに
行く雁も
ひとつにかすむ
海士の釣舟
おほよどの
うらよりをちに
ゆくかりも
ひとつにかすむ
あまのつりぶね


遙々と
くもりなき世を
うたふなり
月出が崎の
海士の釣舟
はるばると
くもりなきよを
うたふなり
つきいでがさきの
あまのつりぶね


波間より
仄かに見ゆる
蜑小舟
雲とともにも
消え渡るかな
なみまより
ほのかにみゆる
あまをぶね
くもとともにも
きえわたるかな


しづみにき
今更和歌の
浦浪に
寄らばや寄せむ
あまの捨舟
しづみにき
いまさらわかの
うらなみに
よらばやよせむ
あまのすてふね


さえくらし
なごの入江は
つらゝゐて
風にながれぬ
蜑のすて舟
さえくらし
なごのいりえは
つららゐて
かぜにながれぬ
あまのすてふね


袖ぬれて
蜑の苅ほす
渡つみの
みるをあふにて
止まむとやする
そでぬれて
あまのかりほす
わたつみの
みるをあふにて
とまむとやする


とはゞやな
恨みなれたる
里の蜑も
衣ほすまは
なき思かと
とはばやな
うらみなれたる
さとのあまも
ころもほすまは
なきおもふかと


のどかなる
春の光に
松島や
をじまの海士の
袖やほすらむ
のどかなる
はるのひかりに
まつしまや
をじまのあまの
そでやほすらむ


しばしほす
波の間もなし
蜑衣
田簑の志まの
五月雨のころ
しばしほす
なみのまもなし
あまころも
たみののしまの
さみだれのころ


秋の夜の
月やをじまの
天の原
明け方近き
沖のつり舟
あきのよの
つきやをじまの
あまのはら
あけかたちかき
おきのつりふね
Вот-вот уж озарит рассвет
Равнину неба,
А рыбачий челн
Всё не спешит вернуться к берегу Одзима:
Наверное, расстаться жаль с осеннею луною!
* Автор строит образ на омонимической метафоре: название Одзима ассоциируется с глаголом осиму — «сожалеть», ама-то хара — «небесная равнина» со словом ама — «рыбачка».
浪にのみ
ぬれつるものを
吹く風の
たより嬉しき
天の釣舟
なみにのみ
ぬれつるものを
ふくかぜの
たよりうれしき
あまのつりぶね


明け渡る
をじまの松の
木の間より
雲に離るゝ
海士の釣舟
あけわたる
をじまのまつの
このまより
くもにはなるる
あまのつりぶね


渡の原
八十島かけて
しるべせよ
遙にかよふ
おきのつり舟
わたのはら
やそしまかけて
しるべせよ
はるかにかよふ
おきのつりふね


降雪の
はれ行跡の
波のうへに
きえのこれるや
あまの釣舟
ふるゆきの
はれゆくあとの
なみのうへに
きえのこれるや
あまのつりぶね


限あれは
かすまぬ浦の
波間より
心ときゆる
あまのつり舟
かぎりあれは
かすまぬうらの
なみまより
こころときゆる
あまのつりふね


風ふけは
いつれの島と
たのむらん
はるかに出る
あまのつり舟
かぜふけは
いつれのしまと
たのむらん
はるかにいづる
あまのつりふね


風わたる
浜名の橋の
夕しほに
さゝれてのほる
あまの釣舟
かぜわたる
はまなのはしの
ゆふしほに
さされてのほる
あまのつりぶね


月出て
今こそかへれ
なこのえに
夕わするゝ
あまのつり舟
つきいでて
いまこそかへれ
なこのえに
ゆふべわするる
あまのつりふね


おのづから
逢ふ夜もあらば
須磨の蜑の
鹽燒衣
まどほなり共
おのづから
あふよもあらば
すまのあまの
しほやくころも
まどほなりとも


旅の空
夜はの煙と
のぼりなば
蜑の藻汐火
たくかとやみむ
たびのそら
よはのけぶりと
のぼりなば
あまのもしほひ
たくかとやみむ
В небо странствия
Полуночное дым
Если не поднимался,
То и огонь, где рыбаки выжигают соль,
Гореть бы перестал...
Примерный перевод

月かげも
にほてる浦の
秋なれば
鹽やくあまの
烟だになし
つきかげも
にほてるうらの
あきなれば
しほやくあまの
けぶりだになし


かくなむと
蜑の漁火
ほのめかせ
磯べの波の
折もよからば
かくなむと
あまのいざりび
ほのめかせ
いそべのなみの
をりもよからば


いたづらに
あまの塩焼く
煙とも
誰かは見まし
風に消えなば
いたづらに
あまのしほやく
けぶりとも
たれかはみまし
かぜにきえなば


世とともに
しほやくあまの
たえせねは
なきさのきのは
こかれてそちる
よとともに
しほやくあまの
たえせねは
なきさのきのは
こかれてそちる


芦の屋に
蛍やまかふ
あまやたく
思ひも恋も
よるはもえつゝ
あしのやに
ほたるやまかふ
あまやたく
おもひもこひも
よるはもえつつ


あまのこく
たなゝし小舟
跡もなく
思ひし人を
うらみつるかな
あまのこく
たななしをぶね
あともなく
おもひしひとを
うらみつるかな


あはれなる
あまの笘やの
すまひ哉
みちくる塩の
程もなき世に
あはれなる
あまのとまやの
すまひかな
みちくるしほの
ほどもなきよに


あま衣
たみのゝ島に
やとゝへは
夕塩みちて
たつそ鳴なる
あまころも
たみののしまに
やととへは
ゆふしほみちて
たつそなくなる


煙たつ
あまのとまやも
みえぬまて
かすみにけりな
しほかまのうら
けぶりたつ
あまのとまやも
みえぬまて
かすみにけりな
しほかまのうら


難波江の
塩干のかたや
かすむらん
あしまに遠き
あまのいさり火
なにはえの
しほひのかたや
かすむらん
あしまにとほき
あまのいさりひ


中々に
しほ汲たゆむ
あま人の
袖やほすらん
五月雨の比
なかなかに
しほくみたゆむ
あまひとの
そでやほすらん
さみだれのころ


もしほやく
あまのとまやの
しるへかは
恨みてそ吹
秋の初風
もしほやく
あまのとまやの
しるへかは
うらみてそふく
あきのはつかぜ


浦風や
よさむなるらん
松島や
あまの笘やに
衣うつなり
うらかぜや
よさむなるらん
まつしまや
あまのとまやに
ころもうつなり


まとをにそ
音も聞ゆる
すまのあまの
塩やき衣
うちすさむらし
まとをにそ
おともきこゆる
すまのあまの
しほやきころも
うちすさむらし


すまのあまの
もしほの煙
立そひて
ひくかたしらぬ
関の夕霧
すまのあまの
もしほのけぶり
たちそひて
ひくかたしらぬ
せきのゆふぎり


夕暮の
浦もさためす
鳴千とり
いかなるあまの
袖ぬらすらん
ゆふぐれの
うらもさためす
なくちとり
いかなるあまの
そでぬらすらん


あまのすむ
礒の笘屋の
旅ねには
かるもそ草の
枕なりける
あまのすむ
いそのとまやの
たびねには
かるもそくさの
まくらなりける


伊せのうみの
浪まにくたす
釣のをの
打はへ人を
恋わたる哉
いせのうみの
なみまにくたす
つりのをの
うちはへひとを
こひわたるかな


あしのやの
なたの塩くむ
あま人も
しほるに袖の
いとまなきまて
あしのやの
なたのしほくむ
あまひとも
しほるにそでの
いとまなきまて


すゝきとる
あまのを舟の
いさり火の
ほのかにたにや
いもにあはさらん
すすきとる
あまのをふねの
いさりひの
ほのかにたにや
いもにあはさらん


恨ても
あまのあみなは
くり返し
恋しきかたに
ひく心かな
うらみても
あまのあみなは
くりかへし
こひしきかたに
ひくこころかな


なにとかは
我身をゝきて
あまのすむ
里のしるへを
人に問へき
なにとかは
わがみををきて
あまのすむ
さとのしるへを
ひとにとふへき


志賀のあまの
塩焼衣
なるれとも
恋てふ物は
忘れかねつも
しがのあまの
しほやくころも
なるれとも
こひてふものは
わすれかねつも


志賀乃白水<郎>之
塩焼衣
雖穢
戀云物者
忘金津毛
しかのあまの
しほやきころも
なれぬれど
こひといふものは
わすれかねつも
Как рыбаки селения Сика
Обычно привыкают к платью,
В котором выжигают соль,—
Так я привык к тебе, но все равно
То, что зовут любовью, — не проходит…

いせの海の
あまのもしほ木
こりもせて
おなしうらみに
年そふりぬる
いせのうみの
あまのもしほき
こりもせて
おなしうらみに
としそふりぬる


なるみかた
あさりに出る
海士ならて
身をうらみても
袖はぬれけり
なるみかた
あさりにいづる
あまならて
みをうらみても
そではぬれけり


塩みては
あまの釣かと
みゆるかな
岸にみたるゝ
青柳の糸
しほみては
あまのつるかと
みゆるかな
きしにみたるる
あをやぎのいと


世をうみの
あまの小舟の
つなて縄
心のひくに
身をな任せそ
よをうみの
あまのをぶねの
つなてなは
こころのひくに
みをなまかせそ


あさりすと
礒にわかみし
なのりそを
いつれの島の
あまかかるらん