Весна
21
Лето
0
Осень
13
Зима
64
Любовь
1
Благопожелания
0
Странствия
0
Разлука
0
Скорбь
0
Буддийское
0
Синтоистское
0
Разное
3
Иное
0
さゆる夜も
淀まぬ水の
はやせ河
こほるは月の
光なりけり
さゆるよも
よどまぬみづの
はやせかは
こほるはつきの
ひかりなりけり


照る月の
光さえゆく
宿なれば
秋の水にも
こほりゐにけり
てるつきの
ひかりさえゆく
やどなれば
あきのみづにも
こほりゐにけり
Оттого, что в жилище
Даже свет проходит
Сияющей луны,
Лужи осенние
Льдом покрылись...
Примерный перевод

三笠山
みねより出づる
月かげは
さほの河瀬の
氷なりけり
みかさやま
みねよりいづる
つきかげは
さほのかはせの
こほりなりけり
Свет луны,
Что вышла из-за вершины
Гор Микаса,
На отмели реки Сахо
В лёд обратился!
Примерный перевод

谷風に
とくるこほりの
ひまことに
うちいつる浪や
春のはつ花
たにかせに
とくるこほりの
ひまことに
うちいつるなみや
はるのはつはな
Тёплый ветер подул —
и в горной тенистой долине
тают зимние льды,
а меж них — то ли волны в пене,
то ли вешняя кипень цветенья…

春風に
志た行く波の
數見えて
殘るともなき
薄ごほりかな
はるかぜに
したゆくなみの
かずみえて
のこるともなき
うすごほりかな


あら玉の
としよりさきに
ふくかせは
はるともいはす
こほりときけり
あらたまの
としよりさきに
ふくかせは
はるともいはす
こほりときけり


こち風に
こほりとけなは
うくひすの
たかきにうつる
こゑえおつけなん
こちかぜに
こほりとけなは
うくひすの
たかきにうつる
こゑえおつけなん


水の面に
あや吹き亂る
はる風や
池の氷を
今日はとくらむ
みづのおもに
あやふきみだる
はるかぜや
いけのこほりを
けふはとくらむ


池水や
こをりとつらん
あしかもの
よふかくこゑの
さはくなるかな
いけみづや
こをりとつらん
あしかもの
よふかくこゑの
さはくなるかな


池水や
氷とくらむ
あしかもの
夜ふかくこゑの
さわくなるかな
いけみつや
こほりとくらむ
あしかもの
よふかくこゑの
さわくなるかな


あたなりな
とりのこほりに
おりゐるは
したよりとくる
事はしらぬか
あたなりな
とりのこほりに
おりゐるは
したよりとくる
ことはしらぬか


おほそらの
月のひかりし
きよけれは
影見し水そ
まつこほりける
おほそらの
つきのひかりし
きよけれは
かけみしみつそ
まつこほりける
Этой ночью луна
так ярко сияла на небе,
так был чист её свет,
что покрылась льдом в одночасье
гладь пруда, где играли блики…

せきとむる
岩間の水に
すむ月や
結べばとくる
氷なるらむ
せきとむる
しはまのみづに
すむつきや
むすべばとくる
こほりなるらむ


山がはの
紅葉のうへの
薄氷
木の間もりくる
月かとぞ見る
やまがはの
もみぢのうへの
うすこほり
このまもりくる
つきかとぞみる
На склонах гор
На листьях осенних
Тоненький ледок:
И меж деревьев вижу,
Как пробивается луна.
Примерный перевод

岩まもる
波の志がらみ
懸けとめて
流れもやらず
氷る山河
いはまもる
なみのしがらみ
かけとめて
ながれもやらず
こほるやまかは


せきあまる
波の音さへ
淀むなり
今朝は氷の
ゐでの志がらみ
せきあまる
なみのおとさへ
よどむなり
けさはこほりの
ゐでのしがらみ


山川の
氷も薄き
水の面に
むら〳〵つもる
今朝のはつゆき
やまかはの
こほりもうすき
みのおもに
むらむらつもる
けさのはつゆき
На горной реке,
Где тонок ледок,
И на поверхность воды,
Собирается в кучки
Утренний первый снежок.
Примерный перевод

いたづらに
今年も暮れぬ
とのへもる
袖の氷に
月を重ねて
いたづらに
ことしもくれぬ
とのへもる
そでのこほりに
つきをかさねて


年月は
さても淀まぬ
飛鳥川
ゆくせの浪の
なにこほるらむ
としつきは
さてもよどまぬ
あすかがは
ゆくせのなみの
なにこほるらむ


いつしかと
今朝は氷も
解けにけり
爭で汀に
春を知るらむ
いつしかと
けさはこほりも
とけにけり
いかでみぎはに
はるをしるらむ
Внезапно
Этим утром и лёд
Растаял,
Как иначе б на побережье
О весне бы узнали?
Примерный перевод

昨日こそ
秋はくれしか
いつのまに
いはまの水の
うすこほるらん
きのふこそ
あきはくれしか
いつのまに
いはまのみつの
うすこほるらむ


いつみ川
水のみわたの
ふしつけに
しはまのこほる
冬はきにけり
いつみかは
みつのみわたの
ふしつけに
しはまのこほる
ふゆはきにけり


すむ水を
心なしとは
たれかいふ
こほりそ冬の
はしめをもしる
すむみつを
こころなしとは
たれかいふ
こほりそふゆの
はしめをもしる


岩間とぢし
氷もけさは
とけそめて
苔のしたみづ
道もとむらむ
しはまとぢし
こほりもけさは
とけそめて
こけのしたみづ
みちもとむらむ
На скалах нынче утром
Начал таять лёд,
И подо мхом
Уже, наверно, пробивает себе путь
Струящийся поток...
На поэтическом турнире танка получила высокую оценку арбитра Фудзивары Сюндзэй: «В ней всё прекрасно — и душа, и слово». Песня аналогичного содержания, сложенная Фудзиварой Акисуэ, есть в антологии «Кинъёсю» (свиток «Песни весны» [1]):
Пришла весна,
С нежною, гибкою травою.
И лёд на горных речках,
Зажатых между скал,
Наверно, начал таять...
やま川の
氷もとけて
春かぜに
年たちかへる
水の志らなみ
やまかはの
こほりもとけて
はるかぜに
としたちかへる
みづのしらなみ


立ち歸り
春は來にけり
さゞ波や
氷吹きとく
志賀のうら風
たちかへり
はるはきにけり
さざなみや
こほりふきとく
しがのうらかぜ


霞立ち
氷も解けぬ
天つちの
こゝろも春を
おしてうくれば
かすみたち
こほりもとけぬ
あまつちの
こころもはるを
おしてうくれば


にほとりの
氷の関に
とちられて
玉ものやとを
かれやしぬらん
にほとりの
こほりのせきに
とちられて
たまものやとを
かれやしぬらむ


限なく
とくとはすれと
葦引の
山井の水は
猶そこほれる
かきりなく
とくとはすれと
あしひきの
やまゐのみつは
なほそこほれる


月影は
氷とみえて
よし野河
岩こす浪に
秋風そふく
つきかげは
こほりとみえて
よしのかは
いはこすなみに
あきかぜそふく

Лунный свет так похож на лёд на реке Ёсино, но вот подул ветер и появилиссь волны от камней...[, — это был не лёд]
月影を
こほりとみてや
過なまし
岩もる水の
音せさりせは
つきかげを
こほりとみてや
すぎなまし
いはもるみづの
おとせさりせは


春風に
いくへの氷
けさとけて
よせぬにかへる
志賀のうら波
はるかぜに
いくへのこほり
けさとけて
よせぬにかへる
しがのうらなみ


月きよみ
宮この秋を
みわたせは
千里にしける
氷なりけり
つききよみ
みやこのあきを
みわたせは
ちさとにしける
こほりなりけり


志賀の浦や
よせてかへらぬ
浪のまに
氷うちとけ
春はきにけり
しがのうらや
よせてかへらぬ
なみのまに
こほりうちとけ
はるはきにけり


雪消る
籬の竹の
春風に
こほりて落る
庭の朝露
ゆききえる
まがきのたけの
はるかぜに
こほりておつる
にはのあさつゆ


吉野河
氷とけゆく
春風に
あらはれそむる
波の初花
よしのかは
こほりとけゆく
はるかぜに
あらはれそむる
なみのはつはな


雪もきえ
氷もとけて
河上の
こせの春野は
わかなつむなり
ゆきもきえ
こほりもとけて
かはかみの
こせのはるのは
わかなつむなり


なつみ河
さゆるあらしも
更る夜に
山陰よりや
先氷るらん
なつみかは
さゆるあらしも
ふけるよに
やまかげよりや
さきこほるらん


岩そゝく
氷とくらし
滝のうへの
浅野のわかな
けさやつまゝし
いはそそく
こほりとくらし
たきのうへの
あさののわかな
けさやつままし


日影みぬ
深山かくれに
なかれきて
雪けの水の
又こほりぬる
ひかげみぬ
みやまがくれに
ながれきて
ゆきげのみづの
またこほりぬる

凍水ぬる?
月さゆる
あかしのせとに
風ふけは
こほりのうへに
たゝむ白波
つきさゆる
あかしのせとに
かぜふけは
こほりのうへに
たたむしらなみ


月さゆる
あかしのせとに
風ふけば
こほりのうへに
たたむしらなみ
つきさゆる
あかしのせとに
かぜふけば
こほりのうへに
たたむしらなみ


朝日さす
氷のうへの
うすけふり
またはれやらぬ
淀の川岸
あさひさす
こほりのうへの
うすけふり
またはれやらぬ
よどのかはきし


ふる川の
入江の水の
あさこほり
かよひし舟の
跡たにもなし
ふるかはの
いりえのみづの
あさこほり
かよひしふねの
あとたにもなし


山川の
みわたによとむ
うたかたの
あはにむすへる
薄氷かな
やまかはの
みわたによとむ
うたかたの
あはにむすへる
うすこほりかな


はやき瀬は
なをもなかれて
山川の
岩間によとむ
水そこほれる
はやきせは
なをもなかれて
やまかはの
いはまによとむ
みづそこほれる


さゆる夜の
池の玉もの
みかくれて
氷にすける
波の下草
さゆるよの
いけのたまもの
みかくれて
こほりにすける
なみのしたくさ


滝川の
岩ねつゝきや
こほるらん
はや瀬の浪の
音のよはれる
たきかはの
いはねつつきや
こほるらん
はやせのなみの
おとのよはれる


たゝひとへ
うへはこほれる
川の面に
ぬれぬ木の葉そ
風になかるゝ
たたひとへ
うへはこほれる
かはのおもに
ぬれぬこのはそ
かぜになかるる


さゆる夜の
氷のうへに
ゐるかもは
とけてねられぬ
ねをのみやなく
さゆるよの
こほりのうへに
ゐるかもは
とけてねられぬ
ねをのみやなく


朝あけの
こほる浪間に
たちゐする
羽をともさむき
池の村鳥
あさあけの
こほるなみまに
たちゐする
はをともさむき
いけのむらとり


淵はせに
かはるのみかは
あすか川
昨日の波そ
今朝はこほれる
ふちはせに
かはるのみかは
あすかかは
きのふのなみそ
けさはこほれる


さえこほる
雲は晴ゆく
朝あけの
日影にみかく
雪の山の端
さえこほる
くもははれゆく
あさあけの
ひかげにみがく
ゆきのやまのは


はやきせの
水のうへには
ふり消て
こほるかたより
積る白雪
はやきせの
みづのうへには
ふりきえて
こほるかたより
つもるしらゆき


行水に
うかふ木葉の
ひまをなみ
こほらぬうへも
つもる白雪
ゆくみづに
うかふこのはの
ひまをなみ
こほらぬうへも
つもるしらゆき


辛崎や
にほてる沖に
雲消て
月の氷に
秋風そ吹
からさきや
にほてるおきに
くもきえて
つきのこほりに
あきかぜぞふく


いとゝ又
さそはぬ水に
ねをとめて
氷にとつる
池のうき草
いととまた
さそはぬみづに
ねをとめて
こほりにとつる
いけのうきくさ


氷ぬる
池のみきはゝ
水鳥の
はかせに浪も
さはかさりけり
こほりぬる
いけのみきはは
みづとりの
はかせになみも
さはかさりけり


天河
氷をむすふ
岩浪の
くたけてちるは
あられなりけり
あまのがは
こほりをむすふ
いはなみの
くたけてちるは
あられなりけり


こほりわる
いかだのさをの
たゆければ
もちやこさまし
ほづの山ごえ
こほりわる
いかだのさをの
たゆければ
もちやこさまし
ほづのやまごえ


船出する
ひらのみなとの
朝氷
さほにくたくる
音のさやけさ
ふねいだする
ひらのみなとの
あさこほり
さほにくたくる
おとのさやけさ


さゆる夜は
氷るも早し
吉野川
岩きりとほす
水のしらなみ
さゆるよは
こほるもはやし
よしのかは
いはきりとほす
みづのしらなみ


浦人の
こほりの上に
おく網の
沈むぞ月の
しるしなりける
うらひとの
こほりのうへに
おくあみの
しずむぞつきの
しるしなりける


早蕨は
今はおりにも
なりぬらん
たるみの氷
いはそゝくなり
さわらびは
いまはおりにも
なりぬらん
たるみのこほり
いはそそくなり

На Синкокинсю, 32 (взято из Манъёсю)
里人に
山澤水の
薄ごほり
とけにし日より
わかなつみつゝ
さとひとに
やまさはみづの
うすごほり
とけにしひより
わかなつみつつ


はつせめの
しらゆふ花は
おちもこす
こほりにせける
山川の水
はつせめの
しらゆふはなは
おちもこす
こほりにせける
やまかはのみづ


氷ゐし
水のしら波
岩こえて
清滝川に
はるかせそふく
こほりゐし
みづのしらなみ
いはこえて
きよたきがはに
はるかせそふく


高瀬さす
淀の汀の
うすこほり
したにそ歎く
常ならぬ世を
たかせさす
よどのみぎはの
うすこほり
したにそなげく
つねならぬよを


みなせ川
こほるも月の
影なれは
なをありて行
水のしら波
みなせかは
こほるもつきの
かげなれは
なをありてゆく
みづのしらなみ


おのづから
氷殘れる
程ばかり
絶え〴〵に行く
山がはの水
おのづから
こほりのこれる
ほどばかり
たえだえにゆく
やまがはのみづ


雲はらふ
比良山風に
月さえて
氷かさぬる
まのゝうら波
くもはらふ
ひらやまかぜに
つきさえて
こほりかさぬる
まののうらなみ


御吉野の
滝つはやせに
すむ月や
冬もこほらぬ
氷成らん
みよしのの
たきつはやせに
すむつきや
ふゆもこほらぬ
こほりなるらん


あしかもの
はらひもあへぬ
霜の上に
くたけてかゝる
うす氷かな
あしかもの
はらひもあへぬ
しものうへに
くたけてかかる
うすこほりかな


ふゆさむみ
忍ふの山の
谷水は
をとにもたてす
さそこほるらん
ふゆさむみ
しのふのやまの
たにみづは
をとにもたてす
さそこほるらん


このねぬる
夜のまの風や
さえぬらん
筧の水の
けさはこほれる
このねぬる
よのまのかぜや
さえぬらん
かけひのみづの
けさはこほれる


池水を
いかにあらしの
吹わけて
こほれる程の
こほらさるらん
いけみづを
いかにあらしの
ふきわけて
こほれるほどの
こほらさるらん


さえくれぬ
けふ吹風に
あすか川
七瀬のよとや
こほりはてなん
さえくれぬ
けふふくかぜに
あすかかは
ななせのよとや
こほりはてなん


淵瀬こそ
さためなからめ
飛鳥河
こほりてかゝる
浪の音かな
ふちせこそ
さためなからめ
あすかかは
こほりてかかる
なみのおとかな


あすか河
ゆくせの水の
うす氷
こゝろありてや
よとみそむらん
あすかかは
ゆくせのみづの
うすこほり
こころありてや
よとみそむらん


衣手の
たなかみ河や
こほるらん
みほの山風
さえまさるなり
ころもでの
たなかみかはや
こほるらん
みほのやまかぜ
さえまさるなり


吉野河
滝つかは風
をとさえて
岩とかしはに
こほるしら波
よしのかは
たきつかはかぜ
をとさえて
いはとかしはに
こほるしらなみ


網代もり
さそさむからし
衣手の
たなかみ河も
こほる霜夜に
あぢろもり
さそさむからし
ころもでの
たなかみかはも
こほるしもよに


打わたす
駒なつむなり
白妙に
こほるまつちの
山川の水
うちわたす
こまなつむなり
しろたへに
こほるまつちの
やまかはのみづ


冬川の
淵ともならて
よとめるは
いかにせをせく
こほり成らん
ふゆかはの
ふちともならて
よとめるは
いかにせをせく
こほりなるらん


はやきせに
めくるみなはの
うきなから
こほりてとまる
山河の水
はやきせに
めくるみなはの
うきなから
こほりてとまる
やまかはのみづ


かち人の
汀の氷
ふみならし
わたれとぬれぬ
志賀の大わた
かちひとの
みぎはのこほり
ふみならし
わたれとぬれぬ
しがのおほわた


けふりたつ
思ひもしたや
こほるらん
富士のなるさは
音むせふ也
けふりたつ
おもひもしたや
こほるらん
ふじのなるさは
おとむせふなり


くもれとは
思はぬ物を
秋のよの
月になみたの
なとこほるらん
くもれとは
おもはぬものを
あきのよの
つきになみたの
なとこほるらん


山川の
こほりやうすく
むすふらん
下に木のはの
みえてなかるゝ
やまかはの
こほりやうすく
むすふらん
したにこのはの
みえてなかるる


うちなびき
春はきにけり
山河の
岩間の氷
今日や解くらむ
うちなびき
はるはきにけり
やまかはの
いはまのこほり
けふやとくらむ
Пришла весна
С нежною травою,
И горных рек ли
Лёд, зажатый меж камней,
Сегодня, может, тает?
Примерный перевод
СК,7?..
春のくる
夜の間の風の
いかなれば
今朝ふくにしも
氷解く覽
はるのくる
よのまのかぜの
いかなれば
けさふくにしも
こほりとくらん
Ах, если б
Весны пришедшей
Ветр ночной
С утра подул бы,
Растопил бы лёд?
Примерный перевод

かたしきの
袖ゆく水の
うす氷
思ひくたけて
いく夜ねぬらん
かたしきの
そでゆくみづの
うすこほり
おもひくたけて
いくよねぬらん


から衣
袖も草葉も
をしなへて
秋風吹は
露そこほるゝ
からころも
そでもくさばも
をしなへて
あきかぜふけは
つゆそこほるる


堀手置芝
池者鏡砥
凍禮鞆
影谷不見手
年曾歷藝留
ほりておきし
いけはかがみと
こぼれども
かげだにみえで
としぞへにける

佚名
谷風丹
解凍之
每隙丹
打出留浪哉
春之初花
たにかぜに
とくるこほりの
ひまごとに
うちいづるなみや
はるのはつはな

源當純
天之虛
冬者浦佐倍
凍介里
石間丹涌豆
音谷裳世須
あまのかは
ふゆはうらさへ
こほりけり
いしまにたきつ
おとたにもせず


天の川
冬は氷に
とぢたれや
石間にたぎつ
音だにもせぬ
あまのかは
ふゆはこほりに
とぢたれや
いしまにたぎつ
おとだにもせぬ


流往
水凍塗
冬障哉
尚浮草之
跡者不定沼
ながれゆく
みづこほりする
ふゆさへや
なほうきくさの
あとはさだめぬ

佚名
足曳之
山之懸橋
冬來者
凍之上丹
往曾金敷
あしひきの
やまのかけはし
ふゆなれば
こほりのうへに
ゆくぞかなしき

佚名
白露裳
霜砥成介留
冬之夜者
天之漢障
水凍介里
しらつゆも
しもとなりけれ
ふゆのよは
あまのかはさへ
みつこほりけり

佚名
冬之池之
上者凍丹
閉鶴緒
何手加月之
底丹入兼
ふゆのいけの
うへはこほりに
とぢつるを
いかてかつきの
そこにいりけむ

佚名
天の河
冬は空まで
凍るらし
石間にたぎつ
音だにもせず
あまのかは
ふゆはそらまで
こほるらし
いしまにたぎつ
おとだにもせず


冬の池の
上は凍りて
閉ぢたるを
いかでか月の
そこにすむらむ
ふゆのいけの
うへはこほりて
とぢたるを
いかでかつきの
そこにすむらむ


冬寒み
水の面にかくる
真澄鏡
とくも破れなむ
おいまどふべく
ふゆさむみ
みのもにかくる
ますかがみ
とくもわれなむ
おいまどふべく


流れゆく
水凍りぬる
冬さへや
なほ浮き草の
あとはさだめぬ
ながれゆく
みづこほりぬる
ふゆさへや
なほうきくさの
あとはさだめぬ


浅茅生の
をのゝ白露
吹風に
あまりて月の
影そこほるゝ
あさぢうの
をののしらつゆ
ふくかぜに
あまりてつきの
かげそこほるる