Весна
0
Лето
0
Осень
0
Зима
65
Любовь
2
Благопожелания
1
Странствия
0
Разлука
0
Скорбь
0
Буддийское
0
Синтоистское
0
Разное
16
Иное
0
霜かれに
見えこし梅は
さきにけり
春にはわか身
あはむとはすや
しもかれに
みえこしうめは
さきにけり
はるにはわかみ
あはむとはすや


飛鳥川
かはる淵瀬も
ある物を
せくかた志らぬ
年の暮かな
あすかがは
かはるふちせも
あるものを
せくかたしらぬ
としのくれかな
На реке Асука
Тоже есть места, где
Мель сменяется топью,
И вот не знающий остановки
Конец года наступил.
Примерный перевод

梅の花
匂の深く
見えつるは
春の隣の
ちかきなりけり
うめのはな
にほひのふかく
みえつるは
はるのとなりの
ちかきなりけり


さわらひや
したにもゆらん
しもかれの
のはらの煙
春めきにけり
さわらひや
したにもゆらむ
しもかれの
のはらのけふり
はるめきにけり
Быть может,
Под снегом папоротник зеленеет?
Дым на поле,
Иссушеным морозом,
Выглядит так весенне!
Примерный перевод

人志れず
暮行く年を
惜むまに
春いとふ名の
立ちぬべき哉
ひとしれず
くれゆくとしを
をしむまに
はるいとふなの
たちぬべきかな


數ふるに
殘少なき
身にしあれば
せめても惜しき
年の暮哉
かぞふるに
のこしすくなき
みにしあれば
せめてもをしき
としのくれかな


いかにせむ
暮行く年を
知べにて
身を尋ねつゝ
老は來に鳬
いかにせむ
くれゆくとしを
しるべにて
みをたづねつつ
おいはきにけり
Как быть теперь?
Как знак уходящего
Этого года
Старость, что
Пришла ко мне.
Примерный перевод

年くれぬ
と計こそは
聞かましか
我身の上に
積らざりせば
としくれぬ
とばかりこそは
きかましか
わがみのうへに
つもらざりせば


何事を
待つとはなしに
明暮れて
今年もけふに
成にける哉
なにことを
まつとはなしに
あけくれて
ことしもけふに
なりにけるかな


年くれて
春明け方に
なりぬれば
花のためしに
まがふ白雪
としくれて
はるあけがたに
なりぬれば
はなのためしに
まがふしらゆき


年深く
ふりつむ雪を
見る時ぞ
越のしらねに
すむ心地する
としふかく
ふりつむゆきを
みるときぞ
こしのしらねに
すむここちする


わかまたぬ
年はきぬれと
冬草の
かれにし人は
おとつれもせす
わかまたぬ
としはきぬれと
ふゆくさの
かれにしひとは
おとつれもせす
Вот и год миновал,
к концу подошел незаметно —
нет от друга вестей,
он ушел и бесследно сгинул,
как трава под снегом зимою…

あらたまの
年のをはりに
なることに
雪もわか身も
ふりまさりつつ
あらたまの
としのをはりに
なることに
ゆきもわかみも
ふりまさりつつ
Год подходит к концу,
и я замечаю печально
от зимы до зимы —
как в горах прибывает снега,
так мои года прибывают…

雪ふりて
年のくれぬる
時にこそ
つひにもみちぬ
松も見えけれ
ゆきふりて
としのくれぬる
ときにこそ
つひにもみちぬ
まつもみえけれ
Снег идёт без конца,
и год уж совсем на исходе —
в эту пору и впрямь
видим мы, что одни лишь сосны
не подвержены увяданью…

昨日といひ
けふとくらして
あすかかは
流れてはやき
月日なりけり
きのふといひ
けふとくらして
あすかかは
なかれてはやき
つきひなりけり
Только скажешь «вчера»,
только день скоротаешь «сегодня» —
только завтра опять
будут дни и месяцы мчаться,
словно воды реки Асука…
170. Река Асука — см. коммент. к № 284.
ゆく年の
をしくもあるかな
ますかかみ
見るかけさへに
くれぬと思へは
ゆくとしの
をしくもあるかな
ますかかみ
みるかけさへに
くれぬとおもへは
Год, что должен уйти,
опечален грядущим уходом.
Вместе с ним я грущу —
словно тени на лик зерцала,
набегают воспоминанья…

春ちかく
なりぬる冬の
おほそらは
はなをかねてそ
ゆきはふりける
はるちかく
なりぬるふゆの
おほぞらは
はなをかねてぞ
ゆきはふりける


はなとみる
ゆきのいましも
ふりつらん
はるちかくなる
としのつねかも
はなとみる
ゆきのいましも
ふりつらん
はるちかくなる
としのつねかも


やまのはに
ゆふひさしつゝ
くれゆくは
はるにいりぬる
としにさりける
やまのはに
ゆふひさしつつ
くれゆくは
はるにいりぬる
としにさりける


いちしるき
しるしなりけり
あらたまの
としのくるゝは
ゆきにさりける
いちしるき
しるしなりけり
あらたまの
としのくるるは
ゆきにさりける


ゆくつき日
かはのみつにも
あらなくに
なかるゝことも
いぬるとし哉
ゆくつきひ
かはのみつにも
あらなくに
なかるることも
いぬるとしかな


くさきにも
花さきにけり
降雪や
はるたつさきに
はなとなるらん
くさきにも
はなさきにけり
ふるゆきや
はるたつさきに
はなとなるらん

1イ:くさもきも
4イ:はるより
4イ:さきの
ことしはや
あすにあけなむ
あしひきの
やまにかすみは
たてりとやみん
ことしはや
あすにあけなむ
あしひきの
やまにかすみは
たてりとやみん


しもかれに
みえこしうめは
さきにけり
はるにわかみは
あはんとはすや
しもかれに
みえこしうめは
さきにけり
はるにわかみは
あはんとはすや


ぬはたまの
わかくろかみに
としくれて
かゝみのかけに
ふれるしらゆき
ぬはたまの
わかくろかみに
としくれて
かかみのかけに
ふれるしらゆき


むはたまの
わかくろかみに
年くれて
かかみのかけに
ふれるしらゆき
うはたまの
わかくろかみに
としくれて
かかみのかけに
ふれるしらゆき


うはたまの
わかくろかみや
かはるらむ
鏡の影に
ふれるしらゆき
うはたまの
わかくろかみや
かはるらむ
かかみのかけに
ふれるしらゆき
Над рекой Камия
все кружатся белые хлопья.
Вот и в зеркале снег —
незаметно годы промчались,
голова моя побелела…
219. Река Камия протекала по территории императорского дворца в Киото и впадала в реку Кацура.
むめもみな
春ちかしとて
さくものを
まつ時もなき
我やなになる
うめもみな
はるちかしとて
さくものを
まつときもなき
われやなになる


かたのみそ
はるにはありける
すむひとは
はなしさかねは
なそやかひなし
かたのみそ
はるにはありける
すむひとは
はなしさかねは
なそやかひなし


うめもみな
はるちかしとて
さくものを
まつときもなき
われやなになる
うめもみな
はるちかしとて
さくものを
まつときもなき
われやなになる

イ:われやなになり
ゆきたにも
はなとさくへき
みにもあらて
なにをたよりと
はるをまつらん
ゆきたにも
はなとさくへき
みにもあらて
なにをたよりと
はるをまつらん


こむとしの
ためにはいぬる
春なれと
けふのくるゝは
をしくそありける
こむとしの
ためにはいぬる
はるなれと
けふのくるるは
をしくそありける


五十餘り
送ると思ひし
身の上に
また歸りける
年のくれ哉
いそぢあまり
おくるとおもひし
みのうへに
またかへりける
としのくれかな


過ぎやすき
月日の程も
今更に
思ひ知られて
年ぞ暮れぬる
すぎやすき
つきひのほども
いまさらに
おもひしられて
としぞくれぬる
С той же лёгкостью,
Как месяцы и годы,
Я вот сейчас
Вдруг осознал, что этот год
Уже прошёл.
Примерный перевод

身に積る
ものなりけりと
思ふより
老いて急がぬ
年の暮哉
みにつもる
ものなりけりと
おもふより
をいていそがぬ
としのくれかな


いたづらに
今年も暮れぬ
とのへもる
袖の氷に
月を重ねて
いたづらに
ことしもくれぬ
とのへもる
そでのこほりに
つきをかさねて


冬の空
日影みじかき
頃なれば
いとゞ程なく
暮るゝ年かな
ふゆのそら
ひかげみじかき
ころなれば
いとどほどなく
くるるとしかな
С зимнего неба
Солнца лучи уж близки, —
Такая нынче пора,
И всё больше
Клонится год к закату...
Примерный перевод

つもりゆく
月日の程を
思ふにも
こし方をしき
年の暮かな
つもりゆく
つきひのほどを
おもふにも
こしかたをしき
としのくれかな
Копятся
Месяцы и годы
В смятеньи,
И печальна та сторона,
Куда клонится год...
Примерный перевод

暮行くを
惜む心の
深ければ
わが身に年は
とまるなりけり
くれゆくを
をしむこころの
ふかければ
わがみにとしは
とまるなりけり
Из-за того,
Что велика тоска моя
О проходящем,
На мне так много лет
Остановилось...
Примерный перевод
* из-за того, что год очередной прошёл
行く年を
惜めば身には
止るかと
思入れてや
今日を過ぎまし
ゆくとしを
をしめばみには
とまるかと
おもひいれてや
けふをすぎまし


いづくにも
惜み明さぬ
人はあらじ
こよひ計の
年と思へば
いづくにも
をしみあかさぬ
ひとはあらじ
こよひばかりの
としとおもへば


石の上
布留野のを笹
霜を経て
ひとよばかりに
残る年かな
いそのかみ
ふるののをささ
しもをへて
ひとよばかりに
のこるとしかな
Словно бамбук в Исоноками,
В Фуру, у которого
Морозом тронуто одно коленце,
Одна лишь ночь осталась
От нынешнего года...
* Песня вся построена на омонимической метафоре: хитоё — «одно коленце» (бамбука) ассоциируется с хитоё — «одна ночь». Исоноками — название древнейшей столицы - функцию образного зачина (утамакура) — «изголовья песни».

Фуру — очень часто используемая японскими поэтами метафора, уже разъяснявшаяся ранее (см. коммент. 171, 660 и др.).


苔むして
人の行きゝの
跡もなし
わたらで年や
ふるの高橋
こけむして
ひとのゆききの
あともなし
わたらでとしや
ふるのたかはし


年浪の
すゝみしりぞく
事もあらじ
ながるゝ月日
みちしかへずば
としなみの
すすみしりぞく
こともあらじ
ながるるつきひ
みちしかへずば


なからふる
命はかりの
かことにて
あまた過ぬる
としのくれかな
なからふる
いのちはかりの
かことにて
あまたすぎぬる
としのくれかな


あら礒の
岩たちのほり
よる波の
はやくも帰る
年のくれ哉
あらいその
いはたちのほり
よるなみの
はやくもかへる
としのくれかな


木の葉なき
むなしき枝に
年暮て
又めくむへき
春そ近つく
このはなき
むなしきえだに
としくれて
まためくむへき
はるそちかつく


梅か枝に
わきてふらなん
白雪は
春よりさきの
花とみるへく
うめかえに
わきてふらなん
しらゆきは
はるよりさきの
はなとみるへく


となへつる
三世の仏を
しるへにて
をのれも名のる
雲の上人
となへつる
みよのほとけを
しるへにて
をのれもなのる
くものうへひと


春秋の
すてゝ別れし
空よりも
身にそふ年の
暮そかなしき
はるあきの
すててわかれし
そらよりも
みにそふとしの
くれそかなしき


はかなくて
暮ぬる年を
かそふれは
我身も末に
成にけるかな
はかなくて
くれぬるとしを
かそふれは
わがみもすゑに
なりにけるかな


としくれて
遠さかり行
春しもそ
一夜はかりに
へたてきにける
としくれて
とほさかりゆく
はるしもそ
ひとよはかりに
へたてきにける


ゆく月日
河の水にも
あらなくに
なかるゝことも
いぬる年かな
ゆくつきひ
かはのみづにも
あらなくに
なかるることも
いぬるとしかな


なそもかく
つもれは老と
なる年の
暮をはいそく
ならひ成らん
なそもかく
つもれはおいと
なるとしの
くれをはいそく
ならひなるらん


むは玉の
この夜なあけそ
しは〳〵も
またふる年の
うちそと思はん
むはたまの
このよなあけそ
しはしはも
またふるとしの
うちそとおもはん


道もなく
降つむ雪は
うつめとも
暮行としは
とまりやはする
みちもなく
ふりつむゆきは
うつめとも
くれゆくとしは
とまりやはする


過ぬれは
我身の老と
なる物を
何ゆへあすの
春を待らん
すぎぬれは
わがみのおいと
なるものを
なにゆへあすの
はるをまつらん


あはれなり
数にもあらぬ
老の身を
猶尋ねても
つもる年哉
あはれなり
かずにもあらぬ
おいのみを
なほたづねても
つもるとしかな


年暮る
けふの雪けの
うすくもり
あすの霞や
さきたちぬらん
としくるる
けふのゆきけの
うすくもり
あすのかすみや
さきたちぬらん


ことしはや
あすに明なん
足引の
やまに霞の
たてりやとみん
ことしはや
あすにあけなん
あしびきの
やまにかすみの
たてりやとみん


としくれて
我世ふけゆく
風のをとに
心のうちの
すさましきかな
としくれて
わがよふけゆく
かぜのをとに
こころのうちの
すさましきかな


年暮れて
我が世ふけゆく
風の音に
心のうちの
すさまじきかな
としくれて
わがよふけゆく
かぜのねに
こころのうちの
すさまじきかな
Год кончается,
И дни мои текут…
В голосе ветра –
Холод, пронзающий
Душу.

暮れ果てゝ
今は限と
行く年の
道ふりかくせ
夜はのしら雪
くれはてて
いまはかぎりと
ゆくとしの
みちふりかくせ
よはのしらゆき
Стемнело,
Сегодня конец
Уходящего года.
Замети дорогу ему
Ночью, белый снег.
Примерный перевод

思ふ事の
あらたまるへき
春ならは
憂身も年の
暮やいそかん
おもふことの
あらたまるへき
はるならは
うきみもとしの
くれやいそかん


世をうらみ
身を歎つゝ
明暮て
年も心も
つきはてにけり
よをうらみ
みをなげきつつ
あけくれて
としもこころも
つきはてにけり


年くれし
そのいとなみは
忘られて
あらぬさまなる
いそきをそする
としくれし
そのいとなみは
わすられて
あらぬさまなる
いそきをそする


あらぬよに
ふる心ちして
かなしきに
又年をさへ
へたてつる哉
あらぬよに
ふるここちして
かなしきに
またとしをさへ
へたてつるかな


かへりては
身に添ふものと
知りながら
暮れゆく年を
なに慕ふらむ
かへりては
みにそふものと
しりながら
くれゆくとしを
なにしたふらむ
Настанет новый год
И мне приблизит старость,
И всё ж —
Об уходящем годе
Стоит ли жалеть?
* Танка перекликается с песней другой поэтессы того же времени - Хиго:
Минует этот год,
И ближе станет старость.
Зачем же с нетерпеньем
Ожидать мне
Завтрашней весны?
しら雪の
積れる年を
かそふれは
我身も共に
ふりにける哉
しらゆきの
つもれるとしを
かそふれは
わがみもともに
ふりにけるかな


人とはぬ
みやこの外の
雪のうちも
春のとなりに
近付にけり
ひととはぬ
みやこのそとの
ゆきのうちも
はるのとなりに
ちかづきにけり


雪のうちに
つゐにもみちぬ
松のはの
難面き山も
くるゝ年哉
ゆきのうちに
つゐにもみちぬ
まつのはの
つれなきやまも
くるるとしかな


年くるゝ
かゝみの影も
しら雪の
つもれは人の
身さへふりつゝ
としくるる
かかみのかげも
しらゆきの
つもれはひとの
みさへふりつつ


おもへとも
かひなきみつの
渡守
送りむかふる
年の暮かな
おもへとも
かひなきみつの
わたしもり
おくりむかふる
としのくれかな


心あらは
杣山川の
いかたしも
しはしは年の
くれをとゝめよ
こころあらは
そまやまかはの
いかたしも
しはしはとしの
くれをととめよ


いかにせん
ひとりむかしを
恋かねて
老のまくらに
年の暮ぬる
いかにせん
ひとりむかしを
こひかねて
おいのまくらに
としのくれぬる


中々に
むかしは今日も
おしかりき
年やかへると
今はまつかな
なかなかに
むかしはけふも
おしかりき
としやかへると
いまはまつかな


花をまつ
春もとなりに
成にけり
故郷近き
みよしのゝ山
はなをまつ
はるもとなりに
なりにけり
ふるさとちかき
みよしののやま


過やすき
日のくま川の
歳の暮
水かふ駒の
とまるせもなし
すぎやすき
ひのくまかはの
としのくれ
みづかふこまの
とまるせもなし


六十まて
身の思出は
かはれとも
おしきはおなし
年の暮かな
むそぢまて
みのおもひいでは
かはれとも
おしきはおなし
としのくれかな


いつまてか
世の人ことに
まきれけん
ありしにもあらぬ
年の暮哉
いつまてか
よのひとことに
まきれけん
ありしにもあらぬ
としのくれかな


年くれて
むかふる春は
よそなれと
身の老らくそ
うきもきらはぬ
としくれて
むかふるはるは
よそなれと
みのおいらくそ
うきもきらはぬ


いたつらに
行ては帰る
年月の
つもるうき身に
物そ悲しき
いたつらに
ゆきてはかへる
としつきの
つもるうきみに
ものそかなしき


はかなくて
今年もくれぬ
かくしつゝ
いく世をふへき
我身なるらむ
はかなくて
ことしもくれぬ
かくしつつ
いくよをふへき
わがみなるらむ


春ちかく
成ぬる冬の
おほ空は
花をかねてそ
雪は降ける
はるちかく
なりぬるふゆの
おほそらは
はなをかねてそ
ゆきはふける


年のうちの
雪を木ことの
花とみて
春を遅しと
きゐる鶯
としのうちの
ゆきをきことの
はなとみて
はるをおそしと
きゐるうぐひす


小野山や
やくすみかまは
こりうつむ
爪木とゝもに
つもる年かな
をのやまや
やくすみかまは
こりうつむ
つまきとともに
つもるとしかな


立かへり
年の行ゑを
尋れは
あはれ我身に
つもるなりけり
たちかへり
としのゆくゑを
たづねれは
あはれわがみに
つもるなりけり


一とせは
ひとよはかりの
心地して
やそちあまりを
夢にみるかな
ひととせは
ひとよはかりの
ここちして
やそちあまりを
ゆめにみるかな


つれなさの
つもる月日を
かそへても
今更つらき
年の暮哉
つれなさの
つもるつきひを
かそへても
いまさらつらき
としのくれかな


あら玉の
年の暮まつ
おほ空は
くもりはかりの
なくさめもなし
あらたまの
としのくれまつ
おほそらは
くもりはかりの
なくさめもなし


過ぎ來つる
五十ぢの夢の
ほどなさを
更に驚く
年の暮かな
すぎきつる
いそぢのゆめの
ほどなさを
さらにおどろく
としのくれかな


今更に
年の暮こそ
かなしけれ
過るはいつも
日数なれとも
いまさらに
としのくれこそ
かなしけれ
すぐるはいつも
ひかずなれとも


老ぬれは
はやくも年の
くるゝ哉
むかしもおなし
月日なれとも
おいぬれは
はやくもとしの
くるるかな
むかしもおなし
つきひなれとも


つきもせす
おなしうき世を
おしむとや
我身につもる
年はみるらん
つきもせす
おなしうきよを
おしむとや
わがみにつもる
としはみるらん


いたつらに
月日は雪と
つもりつゝ
我身ふりぬる
としの暮かな
いたつらに
つきひはゆきと
つもりつつ
わがみふりぬる
としのくれかな


年といひて
ことしさへ又
暮にけり
あはれおほくの
老のかすかな
としといひて
ことしさへまた
くれにけり
あはれおほくの
おいのかすかな


雪つもる
松は老木と
思ひしに
さらに花さく
年のくれかな
ゆきつもる
まつはおいきと
おもひしに
さらにはなさく
としのくれかな


雪降りて
年の暮れゆく
ときにこそ
つひに紅葉ぬ
まつも見えけれ
ゆきふりて
としのくれゆく
ときにこそ
つひにもみぢぬ
まつもみえけれ


掘りておきし
池は鏡と
凍れども
影にも見えぬ
年ぞ経にける
ほりておきし
いけはかがみと
こほれども
かげにもみえぬ
としぞへにける