Весна
2
Лето
2
Осень
6
Зима
4
Любовь
2
Благопожелания
0
Странствия
49
Разлука
3
Скорбь
1
Буддийское
0
Синтоистское
0
Разное
5
Иное
0
阿騎乃<野>尓
宿旅人
打靡
寐毛宿良<目>八方
古部念尓
あきののに
やどるたびひと
うちなびき
いもぬらめやも
いにしへおもふに
В поле Аки далеком
На ночлег здесь оставшийся странник печальный,
Пригибая растущие травы к земле,
Вряд ли сном позабыться сумеет сегодня,
Вспоминая с тоской о величье былом…
* Тоска о прошлом, о которой говорится в песнях, означает не далекое прошлое, а предшествующие год-два (МС).

客人之
宿将為野尓
霜降者
吾子羽L
天乃鶴群
たびひとの
やどりせむのに
しもふらば
あがこはぐくめ
あめのたづむら
Коль иней выпадет холодный на поля,
Где путники
Шалаш себе построят,
Прикройте крыльями мое дитя,
Небесных журавлей летающие стаи!

み山路に
けさや出でつる
旅人の
笠しろたへに
雪つもりつつ
みやまぢに
けさやいでつる
たびひとの
かさしろたへに
ゆきつもりつつ
Поутру встретил путника.
Наверное, он шел
По горным тропам:
Засыпана вся шляпа
Белым снегом!
* В те времена от дождя и снега надевали широкополые шляпы.
夕日さす
浅茅が原の
旅人は
あはれいづくに
宿をかるらむ
ゆふひさす
あさぢがはらの
たびひとは
あはれいづくに
やどをかるらむ
Коль на закате дня
На поле тростниковом
Завижу путника вдали,
Сжимается до боли сердце:
Где он найдет ночлег?

旅人の
袖吹き返す
秋風に
夕日さびしき
山のかけはし
たびひとの
そでふきかへす
あきかぜに
ゆふひさびしき
やまのかけはし
Рукава путника
Развеваются
На осеннем ветру.
В лучах заката
Одинокий мост в горах.

旅人は
みなもろともに
朝立ちて
駒うち渡す
野洲の川霧
たびびとは
みなもろともに
あさたちて
こまうちわたす
やすのかはきり
Спозаранку
двинулись путники
дружно —
переправить бы лошадей,
да густ туман над рекой Ясу.

旅人は
みのうちはらひ
夕暮れの
雨に宿かる
笠縫の里
たびひとは
みのうちはらひ
ゆふぐれの
あめにやどかる
かさぬひのさと
Путники
стряхивают капли с плащей,
на закате дня
вынуждает дождь искать ночлег
в деревне Касануи.

旅人の
同じ道にや
出でつらむ
笠うち着たる
有明の月
たびひとの
おなじみちにや
いでつらむ
かさうちきたる
ありあけのつき
С путниками
на одну дорогу вышла,
будто в шляпу
облачившись в света круг,
утренняя луна.

旅人と
我名よばれん
初しぐれ
たびびとと
わがなよばれん
はつしぐれ
Странник —
Так называть меня будут отныне.
Первый дождик зимы.

旅人の
露はらふへき
唐衣
またきも袖の
ぬれにけるかな
たひひとの
つゆはらふへき
からころも
またきもそての
ぬれにけるかな


しほみてる
ほとにゆきかふ
旅人や
はまなのはしと
なつけそめけん
しほみてる
ほとにゆきかふ
たひひとや
はまなのはしと
なつけそめけむ


たひひとの
かやかりおほひ
つくるてふ
まろやは人を
思ひわするる
たひひとの
かやかりおほひ
つくるてふ
まろやはひとを
おもひわするる


しなてるや
かたをか山に
いひにうゑて
ふせるたひ人
あはれおやなし
しなてるや
かたをかやまに
いひにうゑて
ふせるたひひと
あはれおやなし


三室山
もみぢちるらし
旅人の
菅の小笠に
にしきおりかく
みむろやま
もみぢちるらし
たびびとの
すげのおがさに
にしきおりかく
Листва, похоже что,
На Мимуро-горе опала, —
У путника
Шляпа из осоки
Парчой выткана!
Примерный перевод

霞みぬる
たかまの山の
しら雲は
花かあらぬか
歸る旅びと
かすみぬる
たかまのやまの
しらくもは
はなかあらぬか
かへるたびびと


暮れば又
わがやどりかは
旅人の
かち野の原の
萩の下つゆ
くればまた
わがやどりかは
たびひとの
かちののはらの
はぎのしたつゆ


藤ばかま
着つゝなれ行く
旅人の
裾野の原に
あき風ぞ吹く
ふぢばかま
きつつなれゆく
たびひとの
すそののはらに
あきかぜぞふく


旅人の
いる野のすゝき
穗に出でゝ
袖の數添ふ
秋風ぞ吹く
たびひとの
いるののすゝき
ほにいでゝ
そでのかずそふ
あきかぜぞふく


鳥の音に
關の戸出づる
旅人を
まだ夜深しと
おくる月かげ
とりのねに
せきのといづる
たびひとを
まだよふかしと
おくるつきかげ
К птичьим голосам
Выходит из ворот заставы
Путник,
И на него падают в ещё
Глубокой ночи лучи луны.
Примерный перевод

1ととまる秋のたび人
1ととまるあきのたびひと


旅人の
わくるなつのの
草しげみ
はずゑにすげの
をがさはづれて
たびひとの
わくるなつのの
くさしげみ
はずゑにすげの
をがさはづれて
Путник еле бредёт
Сквозь заросли... Так густеют
Травы летних полей!
Стебли ему на затылок
Сбили плетёную шляпу.

あふみぢや
のぢのたび人
いそがなん
やすがはらとて
とほからぬかは
あふみぢや
のぢのたびひと
いそがなん
やすがはらとて
とほからぬかは


歸るべき
こしの旅人
待ちわびて
みやこの月に
衣うつなり
かへるべき
こしのたびひと
まちわびて
みやこのつきに
ころもうつなり


さらぬだに
夜ふかく急ぐ
旅人を
さそひていづる
有明の月
さらぬだに
よふかくいそぐ
たびひとを
さそひていづる
ありあけのつき
Хоть и не отправился
Ночью поздно, торопясь,
Путник,
Но вышла и зовёт
Рассветная луна!
Примерный перевод

明けぬとて
山路にかゝる
月影に
かはりていづる
秋の旅人
あけぬとて
やまぢにかかる
つきかげに
かはりていづる
あきのたびひと
Рассветает!
И вместо луны, что
Освещала горные пути,
Вышел
Осенний путник.
Примерный перевод

旅びとの
宿かりごろも
袖さえて
夕霜むすぶ
をのゝしの原
たびびとの
やどかりごろも
そでさえて
ゆふしもむすぶ
をののしのはら
Во временном приюте
У дорожной одежды путника
Рукав стынет.
И замерзает вечерняя роса
На склонах, покрытых низким бамбуком.
Примерный перевод

旅びとの
衣の關の
はる〴〵と
都へだてゝ
いくかきぬらむ
たびびとの
ころものせきの
はるばると
みやこへだてて
いくかきぬらむ


行く駒の
あとだにも無し
旅人の
かち野の原に
茂る夏ぐさ
ゆくこまの
あとだにもなし
たびひとの
かちののはらに
しげるなつぐさ


旅人も
立たぬ日ぞなき
東路の
往來になるゝ
田子のうら波
たびひとも
たたぬひぞなき
あづまぢの
ゆききになるる
たごのうらなみ


たび人の
心づくしの
道なれや
往來ゆるさぬ
門司の關もり
たびひとの
こころづくしの
みちなれや
ゆききゆるさぬ
もじのせきもり


今もかも
戸ざしやさゝぬ
旅人の
道ひろき世に
あふ坂の關
いまもかも
とざしやささぬ
たびひとの
みちひろきよに
あふさかのせき


旅びとの
鳥籠の山かぜ
夢絶えて
枕にのこる
ありあけの月
たびびとの
とこのやまかぜ
ゆめたえて
まくらにのこる
ありあけのつき


うちま山
今朝越え行けば
旅人の
衣手さむし
雪は降りつゝ
うちまやま
けさこえゆけば
たびひとの
ころもでさむし
ゆきはふりつつ


踏み分くる
跡よりほかは
旅人の
かよふ方なき
野邊の白雪
ふみわくる
あとよりほかは
たびひとの
かよふかたなき
のべのしらゆき


年だにも
十とてよつは
へにけるを
幾度人を
頼みきぬらむ
としだにも
とをとてよつは
へにけるを
いくたびひとを
たのみきぬらむ


旅人の
ゆきゝの岡は
名のみして
花に留まる
春の木のもと
たびびとの
ゆききのをかは
なのみして
はなにとどまる
はるのこのもと


山風も
時雨になれる
秋の日に
ころもやうすき
遠のたび人
やまかぜも
しぐれになれる
あきのひに
ころもやうすき
とほのたびひと


旅人の
先だつ道は
あまたにて
跡なきよりも
まがふ雪かな
たびびとの
さきだつみちは
あまたにて
あとなきよりも
まがふゆきかな


明日も又
同じ道にと
契るかな
泊りかはらぬ
夜半のたび人
あすもまた
おなじみちにと
ちぎるかな
とまりかはらぬ
よはのたびびと


うらやまし
山田のくろに
道も有れや
都へ通ふ
をちの旅人
うらやまし
やまだのくろに
みちもあれや
みやこへかよふ
をちのたびびと


忘れても
汲みやしつらむ
旅人の
高野のおくの
玉川のみづ
わすれても
くみやしつらむ
たびひとの
たかののおくの
たまがはのみづ


住みなれし
宿をば花に
うかれきて
歸るさしらぬ
春の旅人
すみなれし
やどをばはなに
うかれきて
かへるさしらぬ
はるのたびひと


關の戸も
はや明方の
鳥の音に
おどろかされて
いそぐ旅人
せきのとも
はやあけかたの
とりのねに
おどろかされて
いそぐたびひと


旅人は
まだ出でやらぬ
關の戸に
月ぞさきだつ
有明のそら
たびひとは
まだいでやらぬ
せきのとに
つきぞさきだつ
ありあけのそら


旅人の
よこをり伏せる
山越えて
月にも幾夜
別れしつらむ
たびひとの
よこをりふせる
やまこえて
つきにもいくよ
わかれしつらむ


里遠き
山路の雲は
しぐれつゝ
ゆふ日にいそぐ
秋のたび人
さととほき
やまぢのくもは
しぐれつつ
ゆふひにいそぐ
あきのたびひと


かへりみば
此方もさこそ
隔つらめ
霧に分け入る
秋の旅人
かへりみば
こなたもさこそ
へだつらめ
きりにわけいる
あきのたびひと


行く末の
宿をやかねて
定めけむ
暮れて急がぬ
今日の旅人
ゆくすゑの
やどをやかねて
さだめけむ
くれていそがぬ
けふのたびひと


鳴海がた
しほのみちひの
たびことに
道ふみかふる
浦の旅人
なうみがた
しほのみちひの
たびことに
みちふみかふる
うらのたびびと


道のべの
木陰の清水
むすぶとて
しばし凉まぬ
旅人ぞなき
みちのべの
こかげのしみづ
むすぶとて
しばしすずまぬ
たびひとぞなき
Нет путников тех,
Кто насладился б прохладой
Хоть немного,
Чистой воды зачерпнув
У дороги под сенью деревьев.
Примерный перевод

旅人の
草の枕と
しら露と
いつれゆふへに
まつむすふらん
たびひとの
くさのまくらと
しらつゆと
いつれゆふへに
まつむすふらん


露霜の
さむき朝けの
山風に
衣手うすき
秋の旅人
つゆしもの
さむきあさけの
やまかぜに
ころもでうすき
あきのたびひと


朝ほらけ
はまなの橋は
とたえして
霞をわたる
春の旅人
あさほらけ
はまなのはしは
とたえして
かすみをわたる
はるのたびひと


故郷の
もみちみにゆく
旅人は
にしきをきてや
ひるはこゆらん
ふるさとの
もみちみにゆく
たびひとは
にしきをきてや
ひるはこゆらん


旅人は
袂すゝしく
なりにけり
関吹こゆる
すまのうら風
たびひとは
たもとすすしく
なりにけり
せきふきこゆる
すまのうらかぜ


夕露の
いほりは月を
あるしにて
やとりをくるゝ
野への旅人
ゆふつゆの
いほりはつきを
あるしにて
やとりをくるる
のへのたびひと


折しもあれ
かへさ物うき
旅人の
心をしりて
ふる時雨哉
をりしもあれ
かへさものうき
たびひとの
こころをしりて
ふるしぐれかな


道のへの
霞吹とく
山風に
かすあらはるゝ
春の旅人
みちのへの
かすみふきとく
やまかぜに
かすあらはるる
はるのたびひと


かり衣
たちうき花の
陰にきて
行すゑくらす
春の旅人
かりころも
たちうきはなの
かげにきて
ゆくすゑくらす
はるのたびひと


旅人も
みなもろともに
朝たちて
駒うちわたす
やすの川霧
たびひとも
みなもろともに
あさたちて
こまうちわたす
やすのかはきり


とまるへき
宿をは月に
あくかれて
あすの道ゆく
夜はの旅人
とまるへき
やどをはつきに
あくかれて
あすのみちゆく
よはのたびひと


明やらぬ
草の枕の
露のうへに
月を残して
出る旅人
あけやらぬ
くさのまくらの
つゆのうへに
つきをのこして
いづるたびひと


朝露を
さきたつ友に
はらはせて
おなし跡ゆく
野への旅人
あさつゆを
さきたつともに
はらはせて
おなしあとゆく
のへのたびひと


旅人の
わくる野原の
露おちて
やとりもあへぬ
秋のよの月
たびひとの
わくるのはらの
つゆおちて
やとりもあへぬ
あきのよのつき


をくれぬと
今朝はみえつる
旅人の
やとかる野へに
声そ近つく
をくれぬと
けさはみえつる
たびひとの
やとかるのへに
こゑそちかつく


旅人の
ともし捨たる
松の火の
煙さひしき
野路の明ほの
たびひとの
ともしすてたる
まつのひの
けぶりさひしき
のぢのあけほの


たひ人の
ゆくかた〳〵に
ふみ分て
道あまたある
武蔵野の原
たひひとの
ゆくかたがたに
ふみわけて
みちあまたある
むさしののはら


雨の脚も
よこさまになる
夕風に
みのふかせ行
のへの旅人
あめのあしも
よこさまになる
ゆふかぜに
みのふかせゆく
のへのたびひと


なるみかた
塩せの波に
いそくらし
浦のはまちに
かゝる旅人
なるみかた
しほせのなみに
いそくらし
うらのはまちに
かかるたびひと