Весна
1
Лето
1
Осень
2
Зима
0
Любовь
9
Благопожелания
1
Странствия
0
Разлука
0
Скорбь
0
Буддийское
1
Синтоистское
0
Разное
3
Иное
0
いにしへの
しつのをたまき
いやしきも
よきもさかりは
有りしものなり
いにしへの
しつのをたまき
いやしきも
よきもさかりは
ありしものなり
Испокон повелось —
как доверху нитку доводит
в ткацком стане челнок,
равно всем, незнатным и славным,
жизнь готовит свои вершины…

それながら
昔にもあらぬ
秋風に
いとどながめを
しづのをだまき
それながら
むかしにもあらぬ
あきかぜに
いとどながめを
しづのをだまき
Осенний ветер,
Будто, тот же, что и в старину,
Но отчего же ныне вновь и вновь,
Как крутится пряжи старинной моток,
Печалью он полнит мне сердце?
* Прототип — уже упоминавшаяся танка из повести «Исэ моногатари» (см. коммент. 240).
数ならば
かからましやは
世の中に
いとかなしきは
しづのをだまき
かずならば
かからましやは
よのなかに
いとかなしきは
しづのをだまき
Был бы я знатен,
Такого, думаю, бы не случилось,
Но род мой низок, словно домотканый холст,
А у таких судьба
Печальна в этом мире.

人ならば
思ふ心を
いひてまし
よしやさこそは
しづのをだまき
ひとならば
おもふこころを
いひてまし
よしやさこそは
しづのをだまき
Когда б она имела чуточку души,
Ей о любви поведать бы,
Наверное, решился,
Хоть род мой низок,
Словно домотканый холст.

恋をのみ
しつのをたまき
くるしきは
あはて年ふる
思ひなりけり
こひをのみ
しつのをたまき
くるしきは
あはてとしふる
おもひなりけり


くり返し
くやしき物は
君にしも
おもひよりけん
しつのをたまき
くりかへし
くやしきものは
きみにしも
おもひよりけむ
しつのをたまき


一度は
思ひ絶えにし
世中を
いかゞはすべき
賤のをだまき
ひとたびは
おもひたえにし
よのなかを
いかがはすべき
しづのをだまき


くり返し
賤のをだまき
幾たびも
遠き昔を
戀ひぬ日ぞなき
くりかへし
しづのをだまき
いくたびも
とほきむかしを
こひぬひぞなき


繰り返し
何忍ぶらむ
數ならで
昔も過ぎし
志づのをだまき
くりかへし
なにしのぶらむ
かずならで
むかしもすぎし
しづのをだまき


いとはるゝ
身はくり返し
なげかれて
たえぬ思を
賤のをだまき
いとはるる
みはくりかへし
なげかれて
たえぬおもひを
しづのをだまき


夜やさむき
しつのをたまき
くり返し
いやしき閨に
衣うつなり
よやさむき
しつのをたまき
くりかへし
いやしきねやに
ころもうつなり


くり返し
君をそいはふ
老ぬれは
おなしことのみ
しつのをたまき
くりかへし
きみをそいはふ
おいぬれは
おなしことのみ
しつのをたまき


時しあれは
賎のをた巻
くるゝ夜に
むかしを今と
匂ふ立花
ときしあれは
しづのをたまき
くるるよに
むかしをいまと
にほふたちばな


くり返し
思ひつゝけて
なけくかな
なにとまよひを
しつのをたまき
くりかへし
おもひつつけて
なけくかな
なにとまよひを
しつのをたまき


くりかへし
思ふ心は
ありなから
かひなき物は
しつのをた巻
くりかへし
おもふこころは
ありなから
かひなきものは
しつのをたまき


いにしへの
しづのをだまき
くりかへし
むかしを今に
なすよしもがな
いにしへの
しづのをだまき
くりかへし
むかしをいまに
なすよしもがな
Ах, если б вновь
с пряжей клубок тот
минувшего нам намотать!
Если б ушедшее
вновь нынешним стало!

数ならば
かからましやは
世の中に
いと悲しきは
賤のをだまき
かずならば
かからましやは
よのなかに
いとかなしきは
しづのをだまき


思ひいつる
かひこそなけれ
くり返し
契し物を
賎のをた巻
おもひいつる
かひこそなけれ
くりかへし
ちぎりしものを
しづのをたまき


みても猶
しつのをた巻
永き日の
くるゝもあかぬ
山さくらかな
みてもなほ
しつのをだまき
ながきひの
くるるもあかぬ
やまさくらかな


恋をのみ
しつのをた巻
いやしきも
思ひはおなし
涙なりけり
こひをのみ
しつのをたまき
いやしきも
おもひはおなし
なみだなりけり